先週閉幕した Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 S/S の5日目。渋谷ヒカリエ ホールにて「VIVIANO(ヴィヴィアーノ)」が最新コレクションを発表しました。東京のウィメンズブランドの中でも「華やか&カラフル担当」と称される同ブランドが、今季はあえて全ルックをブラック&ホワイトで構成。大胆な方向転換は観客に鮮烈な印象を残しました。
Courtesy of VIVIANO
「Neo Romanticism」という新解釈
テーマは「Neo Romanticism(新しいロマンティック)」。デザイナーのViviano Sueが提示したのは、甘美な装飾にとどまらないロマンティックの形です。色を削ぎ落とした静謐の中でこそ際立つ、クチュールライクな構築、刺繍のひと針、布の揺らぎ。そのひとつひとつに“静かな強さ”が宿り、観る者に深い余韻を残しました。
Courtesy of VIVIANO
コレクションの表情
1920〜60年代のクチュールやヴィンテージアイテム、さらに70年代のスポーツスタイルが着想源となった今季。レースで覆われたテーラードジャケットはミニドレス風に仕立てられ、ネグリジェを思わせるふんわりとしたトップスからはランジェリーが透けて見え、官能的な表情をのぞかせます。中盤には「CIRCOLO 87」のロゴを配したアイテムが登場し、スポーティさとクラシックが交差するスタイルを提示しました。異なる時代や要素を自由に組み合わせることで、ロマンティシズムの新しい輪郭が浮かび上がります。
Courtesy of VIVIANO
デザイナーの歩みとブランドの背景
Viviano Sueは中国とアメリカで育ち、文化ファッション大学院大学を修了。2014年に自身のブランドを立ち上げ、2020年秋冬からブランド名を「VIVIANO」に改めました。2022年にはTOKYO FASHION AWARDを受賞。ブランドが掲げる「Chaos in shimmer through the veil of order(秩序の花々の間からほのかにゆらめくカオス)」という哲学は、今季のモノクロームの世界にも一貫して息づいています。
Courtesy of VIVIANO
「Neo Romanticism」を通じて、VIVIANOが描いたのは、過去と未来、クラシックとモダン、静謐と躍動が交錯する余白から生まれる新しいロマンティック。その余白にこそ東京のファッションが持つ力が宿るのだと、ブランドは今回のコレクションで改めて証明しました。
Courtesy of VIVIANO
Courtesy of VIVIANO
Courtesy of VIVIANO

「Neo Romanticism」という新解釈
テーマは「Neo Romanticism(新しいロマンティック)」。デザイナーのViviano Sueが提示したのは、甘美な装飾にとどまらないロマンティックの形です。色を削ぎ落とした静謐の中でこそ際立つ、クチュールライクな構築、刺繍のひと針、布の揺らぎ。そのひとつひとつに“静かな強さ”が宿り、観る者に深い余韻を残しました。

コレクションの表情
1920〜60年代のクチュールやヴィンテージアイテム、さらに70年代のスポーツスタイルが着想源となった今季。レースで覆われたテーラードジャケットはミニドレス風に仕立てられ、ネグリジェを思わせるふんわりとしたトップスからはランジェリーが透けて見え、官能的な表情をのぞかせます。中盤には「CIRCOLO 87」のロゴを配したアイテムが登場し、スポーティさとクラシックが交差するスタイルを提示しました。異なる時代や要素を自由に組み合わせることで、ロマンティシズムの新しい輪郭が浮かび上がります。

デザイナーの歩みとブランドの背景
Viviano Sueは中国とアメリカで育ち、文化ファッション大学院大学を修了。2014年に自身のブランドを立ち上げ、2020年秋冬からブランド名を「VIVIANO」に改めました。2022年にはTOKYO FASHION AWARDを受賞。ブランドが掲げる「Chaos in shimmer through the veil of order(秩序の花々の間からほのかにゆらめくカオス)」という哲学は、今季のモノクロームの世界にも一貫して息づいています。

「Neo Romanticism」を通じて、VIVIANOが描いたのは、過去と未来、クラシックとモダン、静謐と躍動が交錯する余白から生まれる新しいロマンティック。その余白にこそ東京のファッションが持つ力が宿るのだと、ブランドは今回のコレクションで改めて証明しました。


