英国ブランド「バブアー(Barbour)」日本初の旗艦店が今秋、渋谷・明治通りにオープンする。
同ブランドは、1894年、ジョン・バブアーがイングランド北東部のサウスシールズで創業。漁師や港湾労働者のためにオイルドクロスの防水ジャケットを生み出し、その高い機能性が認められて第一次、第二次世界大戦中には、防水服を英国軍に供給した。
60年代には、レーサーや、俳優のスティーブ・マックィーンが愛用し、ライダース ジャケットの代名詞的存在に。70年代からは、ハンティングやフィッシング、乗馬といった英国上流階級のアウトドアファッションを提案するブランドとして知られるようになった。その高度なものづくりが認められ、74年にエディンバラ公より、82年に英国女王より、87年にはウェールズ皇太子より、英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)の称号を得ている。
今秋冬は、ベストセラーの乗馬ジャケット「ビデイルSL(Bedale SL)」に、オイルドウールを使用したモデルが登場。ヘリンボーン柄ツイードとフランネルの2種。また、11-12AWにデビューしたスリムフィットシルエットのジャケット「SL」シリーズにフィールドコートの「ボーダー(Border)」が加わった。
また、ロンドンのサヴィル・ロウにある老舗ビスポークテーラー「ノートン&サンズ(Norton & Sons)」とコラボレーションを実現。同テーラーのオーナーでもあるパトリック・グラント(Patrick Grant)のディレクションの下、バブアーのアーカイブのワークウエアからインスパイアされたストックマンコート「ウイスト(UIST)」や、そのショートバージョンである「セントキルダ (st.KILDA)」、比翼のジャケットの「バーラ(BARRA)」などがそろう。