世界的ホテルグループ「ハイアットホテルズアンドリゾーツ(Hyatt Hotels and Resorts)」手掛ける日本初進出のラグジュアリーホテル「アンダーズ東京(Andaz Tokyo Toranomon Hills)」が6月11日、虎ノ門ヒルズにオープンする。9日、報道陣に向け、内容が公開された。
47階から50階の4フロアに位置する客室は全164室。8室のスイートルームを含む。スタンダードルームでも1部屋50平方メートルの広さを誇り、宿泊費は1泊5万から6万円。最も広いスイートルーム「アンダーズ スカイスイート」は広さ210平方メートルで、1泊100万円だ。いずれの部屋にも大きな窓が備えられ、東京の景色を一望することができる。
インテリアデザインは、ニューヨークを拠点に活躍するデザイナー、トニー・チーと、「イソップ(Aesop)」ショップなどをデザインしている「シンプリシティ(SIMPLICITY)」主宰の緒方慎一郎のコラボレーションによるもの。ゲスト個々のスタイルに合わせて自由に動かせる“ふすま”や“障子”のアイデアをヒントにしたパーテーションや、日本の“風呂”の考えを取り入れた広々としたバスタブなど、「和」を意識した空間を作り出した。
館内37階には「アオ スパ&クラブ(AO SPA AND CLUB)」もオープン。メンバーシップ会員とホテルゲストは、熟練セラピストによるパーソナライズされたケアを体験できるトリートメントルーム、日本のホテルで初めてテクノジム社の「アルティス(ARTIS)」を備えたフィットネスセンター、アットホームなリラクゼーションスペースを利用できる。
51階にある202席のメインダイニング「アンダーズ タヴァーン」では、四季折々の皇居やスカイツリーを望みながら、新鮮な日本の食材を生かしたヨーロッパ料理を味わえる。また、ホテル最上階の52階は「チャペル」「ルーフトップ バー」「アンダーズ スタジオ」の三つで構成されており、ウエディングはもちろん、宴会や会議などあらゆるシーンで活用することができる。
森ビル広報者は、「ホテルの利用者は、虎ノ門ヒルズと同じくオフィスワーカーや外国人を見込んでいる。周辺にオープンする飲食店や施設と共に、2020年の東京オリンピックに向けた取り組みも行っていく予定」とコメントした。