軽井沢駅北口に新たな文化のゲートウェイ。「軽井沢 T-SITE」2026年3月グランドオープン

2025.10.23
三菱地所・アクアイグニス・カルチュア・コンビニエンス・クラブの3社による新施設「軽井沢 T-SITE」が、軽井沢駅直結で2026年3月にグランドオープンします。信州の魅力を体感できる飲食・物販に加え、温浴・宿泊など約16店舗が集う“好奇心をくすぐるゲートウェイ”です。

イメージパース/Courtesy of KARUIZAWA T-SITE

駅直結、旧線路跡の再生がひらく“のはじまり”
計画は、北陸新幹線開業に伴って廃線となった旧信越本線の線路跡地を活用し、軽井沢駅自由通路に直結するロケーションに整備されます。三菱地所が開発を担い、アクアイグニスおよびカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営し、地域と連携して信州全体の魅力発信に貢献していきます。
コンセプトは「信州らしさを発信し、体感できる 好奇心を“くすぐる”ゲートウェイ」。旅の入口でありながら、まちと自然、地域文化と来訪者をなめらかにつなぐ場として構想されています。

Courtesy of KARUIZAWA T-SITE

「食べる」「過ごす」「安らぐ」が交差する、体験の設計
「軽井沢 T-SITE」は、“食べる”“過ごす”“安らぐ”という三つの軸を中心に構成されています。まず「食べる」では、地元の食材や信州の風土を生かした料理をはじめ、話題のスイーツや個性豊かなレストランが揃います。東京恵比寿の名店「鮨屋小野」や焼鳥の「とりまち」、笠原将弘シェフによる「賛否両論」、辻口博啓氏が手がける「ル ショコラ ドゥ アッシュ」など、軽井沢初出店となる名店が並びます。味覚と感性の双方を刺激する新しい“信州の食体験”がここで広がります。

次に「過ごす」は、旅の合間に心を静かに整え、思考を深める時間を提案します。長野県内初出店となる「SHARE LOUNGE」では、カフェとワークスペースを融合させた上質な空間で、自然の息づかいを感じながら過ごすことができます。日常から離れながらも、知的好奇心を満たす場所として機能します。

そして「安らぐ」は、心と身体を解きほぐすリトリートのような時間です。複合温泉リゾート「AQUAIGNIS(アクアイグニス)」が甲信越エリアに初進出し、開放的な露天風呂や屋外サウナが備えられます。さらに、ザ・コンランショップ監修による全9室のホテル「HACIENDA KARUIZAWA」では、客室ごとに異なる家具と意匠が配され、滞在するたびに新しい発見がある空間が生まれます。

この三つの体験が重なり合うことで、「軽井沢 T-SITE」は単なる商業施設ではなく、訪れる人が自らの感覚を更新していく“滞在する文化空間”として成立しています。

イメージパース/Courtesy of KARUIZAWA T-SITE

出店計画とスケール
施設には約16店舗が出店し、飲食・物販・温浴・宿泊を一体的に展開します。ラインアップには「スターバックス」や「SHOZO COFFEE STORE KARUIZAWA」、「シャトー・メルシャン ワインショップ 軽井沢」、「OSOBAR STATION」、「Smokemanship」、「aVin stand Karuizawa」、「I’m donut?」(甲信越初出店)、「わざマート」など、多彩なジャンルが集います。駅の待合機能や情報発信機能を兼ね備えた新しい“旅の起点”として、軽井沢の街と自然を結ぶハブになることを目指しています。

イメージパース/Courtesy of KARUIZAWA T-SITE

デザイン監修と施設スペック
デザイン監修は株式会社コンランショップ・ジャパン。鉄骨造の平屋および二階建て(一部三階)による六棟構成で、延床面積は約5,400㎡、敷地面積は約13,000㎡です。2024年3月より着工しており、竣工は2026年1月下旬を予定し、グランドオープンは同年3月を予定しています。建築空間としてのスケールだけでなく、旧線路跡の再生を軸にした“風景の更新”が進行している点にも注目が集まります。


「軽井沢 T-SITE」は、自然と都市、旅と日常、地域と世界をつなぐ“知的な交差点”として生まれます。信州の風と文化を背景に、ここで過ごす時間そのものが新しい体験となる──そんな“旅の未来”が、軽井沢駅北口から静かに始まろうとしています。



軽井沢 T-SITE(カルイザワ ティーサイト)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢字中谷地1178番1293
アクセス:JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢」駅 徒歩1分
規模:延床約5,400㎡/建築面積約4,400㎡/6棟構成(S造)
主要用途:温浴施設・宿泊施設、飲食・物販店舗 等(店舗数:16)
デザイン監修:株式会社コンランショップ・ジャパン
開業:2026年3月(グランドオープン予定)
ティザーサイト:https://store.tsite.jp/karuizawa/teaser/



編集部
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