【ルック】ディオールがマリア・グラツィア・キウリによる2025-2026年秋冬コレクションを発表

2025.03.11
ディオールは、3月4日午後3時(日時間午後11時)、2025-2026年秋冬コレクションパリのチュイルリー庭園で発表しました。

Courtesy of DIOR
ウィメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリにとって、ファッションとは変容のためのベクトルです。2025-2026年秋冬 コレクションにおいて彼女は、ファッションの歴史と多元的な対話を交わすことで、ディオールのヘリテージにまつわる記憶やジェスチャーを再解釈したいと考えました。この取り組みの意図は、文化的、美的、そして社会的なコードを主張するものとして衣服がいかに機能しているかを示すことです。身体と現代における欲求を包含しながら、インスピレーションの連続的な相互作用のなかで、瞬間の積み重ねがクリエイションを形作ります。

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それぞれのコレクションは、幻想に満ちた構築物であり、プロジェクトです。そして気づきであり、ファッションを自分らしくあるために活用することへの招待状でもあります。だからこそ、衣服とはさまざまな可能性のレパートリーなのです。マリア・グラツィア・キウリが、ジェンダーのステレオタイプから解放された服装の基礎的な要素であると考えるホワイトシャツと、ジャンフランコ・フェレによって考案されたシルエットが対話を交わします。建築家であり、ディオールのクリエイティブディレクターを務めたジャンフランコ・フェレが、今回のコレクションの重要なインスピレーション源となっています。

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メタモルフォーゼを体現するこのワードローブに登場するのが、示したい意図によって着脱可能な、襟の形をしたフリルです。私たちが自分自身に対して抱く認識を反映するこの変容的な要素は、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』に登場する同名の主人公が着用していた「ひだ襟」を進化させたもので、時間やジャンルに囚われない遠い時代のものでもあります。演劇のなかでモデルたちの動きをディレクションしたロバート・ウィルソンの視覚的演出のように、変異を遂げる世界。色がダークからライトなものへと変化し、場面転換を際立たせます。ブランコ、先史時代の鳥、岩、クレーター、そして最後には氷山が出現します。

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ディオールの数々のコレクションから引用したさまざまなインスピレーションが相互に作用することで、1枚の地図を描き出し、ジョン・ガリアーノによってデザインされた「ジャドール ディオール」Tシャツ復刻されます。その他にも、カットアウトやアップリケ刺繍が蘇り、テクニカルジャケットとコントラストが描かれています。また、実体を消したクリノリンのように、バロックパールをあしらったブラックベルベットのリボンが、スカートやドレスにテクスチャーをもたらします。

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また、軽やかさの代名詞であるシャツの透明感のある仕上げが、身体のラインに沿うストラクチャードコートに用いられているマットブラックのフェルトと好対照をなしています。ショルダーは丸みをもたせることでシルエットを形作り、マスキュリンなジャケットにはビスチェが組み合わせられています。さらに、テイルコートも再び登場します。レースカラーをあしらい、光沢とマット、ブラックとホワイトのコントラストを演出します。レインコートといった実用的なアイテムはアンサンブルの一部となり、ディオールの歴史の本質へと立ち返る、光に満ちた日常をもたらします。

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ファッションとその逸脱のストーリーを探求することによって奏でられるフェミニニティの讃歌。現在のワードローブにかつてないほど近づいた、過去を想起させる要素を織り交ぜることで、未来を思い描きます。

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クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947


編集部
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