代官山の東横線旧線路跡地に、新たな街のシンボルとなる「ログロード代官山(LOG LOAD DAIKANYAMA)」が、4月17日に第一弾オープンする。住所は東京都渋谷区代官山町13番1号。
かつて東横線が走っていた全長220メートルの線路跡地には、5棟の商業店舗と、緑生い茂る散策路を配置。コテージライクな低層の建物と四季の豊かさを感じられるランドスケープが織りなす、都会的な空間に仕上げている。ランドスケープデザインは、DAISHIZEN/SOLSOの代表・齊藤太一が手掛けた。散策路にはベンチを多く配置し、お気に入りの場所を見つけて頻繁に足を運びたくなる“ライフスタイルの一部”となるような環境づくりを目指している。
道路に面した1号棟に入居するのは、キリンビールの新業態「スプリングバレーブルワリー東京(SPRING VALLEY BREWERY TOKYO)」。ブルワリー(小規模ビール醸造所)併設のオールデイダイニングで、その場で作られたクラフトビールが堪能できる。通年で提供する6種類のクラフトビールをすべてテイスティングできるセット「ビアフライト(926円)」などの他、グリル料理やパスタなど、フードメニューも充実させている。今後は新しいビアカルチャーの発信拠点として、ブルワリーツアーやワークショップなども展開する予定。
2から4号棟には、アメリカ西海岸を代表するライフスタイル複合セレクトショップ「フレッド・シーガル(Fred Segal)」が日本初上陸で出店を果たしている。2号棟ではフレッドシーガルがセレクトする食のマーケット「ザ・マート・アット・フレッド・シーガル(THE MARAT AT FRED SEGAL)」を展開。3号棟は高感度なレディースアパレルを始め、コスメ、ライフスタイル雑貨を提供する「フレッド・シーガル・ウーマン(Fred Segal WOMAN)」、4号棟にはカジュアルからモードまでこだわりをもつ大人の男性に向けたメンズアパレルの他、趣味、ライフスタイルにまつわる雑貨を展開する「フレッド・シーガル・マン(Fred Segal MAN)」が登場。
また5号棟には、サンフランシスコの行列が絶えない人気店「タルティーン ベーカリー&カフェ(TARTINE BAAKERY&CAFE)」が日本初上陸で5月以降のオープンを予定している。本国の主力商品であるカントリーブレッドやクロワッサンに加え、日本でオリジナル酵母を起こした限定商品もラインアップ。1日中焼きたてパンを味わうことができ、ドリンクでは「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」のコーヒーも提供される。開放的なルーフトップには70席ほどが設けられ、青空の下で食事を堪能してほしいと、施設コンセプトに沿った提案を行う。
散策道にはプロモーションスペースも設けられており、オープン時にはログロードオリジナルグッズを扱ったショップが期間限定でオープン。トートバッグやTシャツ、マグカップなどを販売する。