伊勢丹新宿店4階「フェンディ(FENDI)」にて、職人がバッグにハンドステッチを行うデモンストレーションが8月23日から25日まで行われている。
店頭にコーナーが設けられ、3日間職人が「セレリア(Selleria)」シリーズのハンドバッグ「ピーカブー(Peekaboo)1522」(44万6,250円)のステッチ工程を披露する。製品名の数字は、そのバッグに施されたステッチの数を表す。「フェンディのステッチは幅6mmが特徴で、アイコンみたいなもの。5mmだと雰囲気が変わってしまう」とイタリア人職人はコメント。
期間中、セレリアシリーズのバッグを購入すると、同素材の黒のカードケースキットがプレゼントされる。このカードケースは自分でステッチを施して完成させるもので、その場で職人によるステッチのレクチャーを受けることができ、イニシャルホットスタンプのサービスも。
セレリアは「馬具工房」の意味。創業者のフェンディ夫妻が伝統的な馬具の製法に着目し高級革を使用したバッグを製作したのが始まり。創業家3代目であるデザイナー、シルヴィア・フェンディが1994年にセレリアとして素材とステッチを特徴とするレザー製品をシリーズ化した。素材は、時間を掛けてなめしたカーフスキンの柔らかさと丈夫さ、自然に出るシボ感が特徴。今年の秋冬からシリーズをリニューアルし、フェンディ家の5人の女性の名が入ったモデルが登場。「アデーレ(Adele)723」(32万6,550円)、「アンナ(Anna)1013」(29万6,100円)、「カルラ(Carla)454」(24万4,650円)などがある。