ユニセックス、メンズと来て、2013年のサマーフレグランス特集最終回は「ウィメンズ編」。女性らしい華やかさもありつつ、夏にピッタリの爽やかな香りをご紹介します。
フレグランスは、香りそのものはもちろんですが、イメージが大切ですよね。どんな人物になりたいか、理想や願望を込めてフレグランスを選ぶ方は多いのではないかと思います。香りは形を持たないので、そのイメージを具現化するのは香水瓶。すべてを試香するのは難しいので、自分に訴えかけてきたボトルをとりあえず手に取る。言葉でアレコレ考えたときよりも、本能的に選んだものを嗅いだときのほうが、「いい匂~い」と思う確率が高いような気がします。ボトルは香水の名刺がわりなのですね。
また、鏡台やボックスにしまっておく他のコスメとは異なり、香水は室内の一等地に飾られることが多いはず。眺めているだけでも、ちょっぴりいいオンナになった気がします。私事ながら、いつか目黒庭園美術館の「香水瓶の世界」展で観たラリックのボトルを部屋に飾るのが密かな夢です。そんなの飾ったら、パリジェンヌ気分になっちゃいますね!
というわけで、とびきりボトルがキュートな1本からご紹介。「スワロフスキー(SWAROVSKI)」の「オーラバイスワロフスキー・ラブコレクション・オードトワレ」は、部屋に置いておくだけで女子力計の針が振り切れそうな、ラブリー極まりないボトルです。トップにドドンと大ぶりなスワロが置かれ、クリスタルを思わせるイラストが入ってます。初恋の高揚感をイメージして作られたそうで、ホオズキの香りが新鮮ですね。
そして、「ニコライバーグマン(Nicolai Bergmann)」の「イエローローズ」もオススメ。こちら実は男性もOKなユニセックス用なのではありますが、ナイスボトルなので今回ご紹介します。木の素材を取り入れた、コロンとした可愛いボトルではありますが、横から見ると「えっ?バラはどこ?」状態。実は瓶底にバラがプリントされているんですね。さりげなさが素敵。「むんむんしがちな香り」代表格のバラではありますが(バラよ御免)、こちらは贅沢な甘みを持ちつつスッキリしたノート。トップノートからそこまで大きく変化しないのも、汎用性が高いです。個人的な使用方法ですが、身につけるのはもちろん、ブルーな気分の時にシュッシュとベッドに撒いて「えへへ」と幸せになっております。
バラつながりで「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」の「フラーティアリス・オードトワレ」も素敵。水着でビーチを駆け抜けようぜ!という「フラーティ(大胆)」な香りは、ベルガモットでみずみずしくスタート。開花したバラとは異なり、青っぽさが残るローズバッドの香りが印象的です。青っぽいですがエグみはなく、使いやすいローズの香りです。
そして、香水ではなくボディスプレーなのですが、「ボディファンタジー(BODY FANTASIES)」の限定バージョン「トロピックベリーファンタジー」もイイ。ハイテンションなアイスクリームショップ「コールドストーンクリーマリー」とのコラボレーションで、ジェラートそのまんま!の香りです。「ぼくは、おおきくなったら、あいすくりーむになりたいです」という園児がクラスに一人はいたと思うのですが、その夢が遂に叶います。今年は濃厚で甘いアイスクリームではなく、爽やかなパッションフルーツ&新鮮なイチゴのジェラードがモチーフとなっており、はじける甘酸っぱさがいかにも“夏”。スプレーするとヒンヤリして心地よいので、気分転換にもいいですね。
というわけで、サマーフレグランス特集、いかがでしたか?この夏をより思い出深いものにする、素敵な1本を見つけるお手伝いができたなら幸いです。