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滞在そのものが旅の目的となる“デスティネーション型ホテル”を目指す新ホテルブランド「ザ セレスティンホテルズ」の第一号として、「ホテル ザ セレスティン京都祇園」が9月7日にオープンを迎える。祇園の八坂通りに面した閑静なエリアに誕生したこのホテルは、SIMPLICITYが手掛けるインテリアデザイン、ホスピタリティーあふれるおもてなし、天ぷらの名店「八坂圓堂」が手がける食事……と、新しい京旅行のスタイルを提案する。気になる詳細に迫ろう。
「ホテル ザ セレスティン京都祇園」は、地下1階、地上5階の建物で、エントランスから吹き抜けの階段を下りた地下にロビーがある、一風変わった造りとなっている。これは太古の昔、この地が山々に囲まれた湖だったことから、湖底をイメージして設計がされたのだという。地下には祇園花街の舞台やお茶席をモチーフにしたレストラン「八坂圓堂 THE CELESTINE KYOTO GION」が出店する他、日中はゲストラウンジ、夜はバーとして営業する「BAR 近江栄」やスパ(大浴場)があり、ホテル全体の幻想的な雰囲気が最も色濃く演出された空間といえるだろう。
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客室のタイプは8タイプで、ツインベッドルームを中心とした全157室のうち、5室が特別なコンセプトと眺望のコンセプトルームとなっている。
“TEA ROOM”をテーマに、チェックイン後にスタッフがお茶の専門店「一保堂茶舗」のお茶を振る舞う「セレスティンデラックス八坂」、最も広い客室の「セレスティンデラックス東山」では、東山の景観を眺めながら、文机に用意された毛筆と和紙の葉書で手紙をしたためるなど、行き届いたおもてなしを受けることができる。また、全室に清水焼の茶器が用意されている他、持ち帰れるホテルオリジナルの風呂敷や茶道をテーマにしたフランス発祥「THEMAE」のアメニティ、部屋の設えに合わせて活けられた花器など、細部まで“京らしさ”にこだわっているため、海外からの旅行者にも喜ばれるだろう。
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何度も京都を訪れている方にとっても、とっておきの食体験となりそうなのが「八坂圓堂 THE CELESTINE KYOTO GION」の料理だ。和洋ビュッフェスタイルの朝食(3,000円)では、揚げたての天ぷらや京都牛の天ぷらバーガー、天むすなど、ここでしか味わえないオリジナルのメニューを気軽に味わえる。夜は懐石のコース料理(天ぷら、寿司、京風出汁しゃぶ/各15,000円~サ別)を用意し、用途や好みに応じた夕食を提供するという。
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