株式会社デサントは「アリーナ(arena)」の2013年秋冬コレクションから、北島康介選手がプロデュースする「プラス・ケイ アリーナ バイ コウスケ キタジマ(+K arena by KOSUKE KITAJIMA)」をスタートする。
6月に第一弾として練習用水着タフスーツを、8月に第二弾として街中でも着ることができるスポーツウェアを発売する。また、展示会だけでなく、季中企画なども提案していく。
「プラス・ケイ アリーナ バイ コウスケ キタジマ」は「スイマーをかっこよくしたい。かっこよくすることで、水泳の魅力を多くの人に伝えたい」をコンセプトに、新しいトレンドを発信するもの。
練習用水着タフスーツでは、股上を浅くするなど、鍛えられた身体がよりきれいに、"かっこよく"見える新しいカッティングを提案する。一方、注目のスポーツウェアでは、北島氏本人がサイジングやディテールにまでこだわり開発したという、ジャガード素材をベースにしたカジュアルシーンにも着こなすことのできる細身のシルエットのジャージを提案。ジャケットはスイマーの逆三角形の身体を美しく見せるカッティングを追求するとともに、オリジナルの引き手や黒のジャージと同じ黒のブランドロゴなどを採用し、パンツも前に鍵を着けられるようなデザインにするなど、北島選手の思いやアイデアが盛り込まれた、街中でも着ることのできるデザインになっている。
北島選手は自らの手がけるブランド「アンフィビアス(AMPHIBIOUS)」で、吉田カバンとBEAMSとのリレーションシップから生まれたレーベル「B印YOSHIDA×PORTER」とコラボレーションし、ボストンバッグやトートバッグ、Tシャツ、シャンプーなども展開しているが、原点であるスイムブランドをプロデュースしたのは初めて。
デサントの「アリーナ」は国内ウェア事業で「ルシアン・ペラフィネ(lucien pellat-finet)」とのコラボレーションなどを行っているが、国内スイムがさらに縮小することが予想される一方、韓国、中国、東南アジアでの海外事業が順調な伸びを示している。中でも、中国での量的拡大を中心に、海外事業の拡大を推進するとともに、国内事業で「プラス・ケイ アリーナ バイ コウスケ キタジマ」をスタートすることで競泳分野におけるシェアアップと、ウェア分野でのブランドの認知度をアップを推進し、拡大を目指したい考えだ。