ヴァレンティノ(VALENTINO)が6月24日、パリで2016春夏メンズコレクションを発表した。
“旅人”をテーマにした今シーズン。控え目なアースカラーをベースに、ハワイアン、サファリ、エスニック、パンクロックなど多国籍文化を重ね合わせ、モダンな男性像を作り上げた。
パイナップルやヤシの葉をモチーフにしたアロハシャツや、ハイビスカスモチーフの刺繍を施したブルゾンなど、トロピカルな要素を散りばめたトップには、ベージュ、サファリカラーなど落ち着いた色味のスーツ、スリムパンツなどを合わせて上品な印象に。
今シーズンのキーとなるハッピーなフラワーモチーフは、アクセサリーにも登場。大胆に全面にあしらったり、半分だけ用いたりとアレンジは様々に、バックパックやクラッチバッグのほか、今シーズン多様されるマチなしの平らなボディバッグ、ナップサックへ展開された。また、ヴァレンティノが得意とするスタッズディテールはターコイズとミックスされ、エキゾチックにバッグをデコレーション。スニーカーにも、エスニックかつクラフト感漂う細やかなビーズ刺しゅうが施されている。
ショー当日は、元サッカー選手の中田英寿、ファッションアイコンのジャンヌ・ダマス、ファッションブロガーのブライアン・ボーイなどを始めとする数多くのセレブリティーがヴァレンティノのアイテムに身を包み会場を訪れた。