ミュージシャンの高橋幸宏は1952年6月6日生まれ。東京都出身。

1972年にサディスティック・ミカ・バンドにドラムとして加入し、74年の解散まで在籍。解散後はサディスティックスを経て、78年に「高橋ユキヒロ」名義のアルバム『サラヴァ！』でソロデビュー。同年、細野晴臣の呼び掛けで坂本龍一と共にイエロー・マジック・オーケストラ（Y.M.O.）を結成する。

Y.M.O.は、国内外の音楽はもちろん、あらゆるアート・カルチャーとリンクして圧倒的な影響を残した。代表曲の一つである「ライディーン」は高橋による作曲。また同グループではドラムスの他にメインボーカルも担当した。83年12月をもってY.M.O.は「散開」。

以降はソロ活動を本格化させ、2006年の『BLUE MOON BLUE』までに21枚のアルバムをリリース。また、ソロと並行してムーンライダーズの鈴木慶一とのユニット・ビートニクスとしても活動している。2001年には細野晴臣とSKETCH SHOWを結成。アルバム2枚、ミニアルバム1枚を発表した。後にこれに坂本龍一が加わったHASYMOや、再結成したYMOなど、名義を使い分け不定期に活動している。

音楽家としての顔を持つ一方、ファッションデザイナーとしても長いキャリアを持ち、これまでに「Brother」「Bricks」「YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION」など自身のファッションブランドのデザインも手掛けている。ファッションPR会社ワグの代表、アタッシェ・ドゥ・プレスの養成学校エファップ・ジャポンを開設した伊藤美恵は、実姉にあたる。