家事代行・生活支援サービス事業を手掛ける株式会社カジタク(東京都中央区)が、創業5周年を機にスタッフの制服をリニューアルする。「ユマコシノ(YUMA KOSHINO)」デザイナー・小篠ゆまが手掛けた新しい制服を発表した。
制服は、機能性とデザイン性を兼ね備え、一目でカジタクのスタッフであることが分かるようなデザインが特徴。色はコーポレートカラーであるブルーを打ち出し、白を組み合わせることで清潔で誠実な印象を出した。また、キャップやタイを合わせることでスーツを着ているような正統なイメージを持たせている。
ポロシャツには、礼装用シャツに用いられる、スターチドブザム(イカ胸、胸部分をU字型や角形に切り替え、2重にするなどして厚みを持たせた手法)を取り入れ、胸部分の切り替え裏側には接触冷感の機能素材を使用している。
マンションコンシェルジュらが着用するスーツスタイルにも、白とブルーのグラデーション。同社のコーポレートイメージフラワーであるアルメリアの花が描かれたスカーフやネクタイを合わせ、エレガントでカジタクらしい個性を表現した。
ジャケットは、襟がナポレオンカラー風で、袖サイドにカジタクのマーク入り。シャツはプリーツが入ったスターチドブザム。ブルゾンやコートはブルーが基調。素材は表地、裏地ともストレッチ素材が使用される。防臭防汚加工や吸水速乾加工なども施されている。
「さまざまな業種のユニフォームを手掛けてきたが、今回は機能性と共に、お客様の自宅で仕事をする時に、自然に受け入れていただけるようなデザインにした」と小篠氏。
カジタクの最高執行責任者(COO)兼最高財務責任者(CFO)である楠見敦美氏は「5周年の記念として、憧れの存在である小篠ゆまさんにお願いした。安心感を持ってもらえるようなデザインやこの業界で働くことに誇りを持ってもらえるものにリニューアルしたいと思った」と話した。
イオングループの同社は、掃除・洗濯・炊事・買い物などの家事支援サービスをは始め、マンションコンシェルジュ事業やコンビニエンスストアに集荷用クリーニングボックスを設置するリテール支援事業などを行っている。