百貨店各社から2月の売上高が発表された。日本百貨店協会集計による全国百貨店売上高の前年同月比は、86社245店舗全体で0.3%のプラス。2ヶ月連続の前年同月比プラスとなった。
三越伊勢丹ホールディングスは、三越伊勢丹の合計で前年同月比0.7%の減。伊勢丹は0.9%の増だったが、三越は3.2%の減と伸び悩んだ。伊勢丹新宿本店は、時計や宝飾品などの高額商品が好調に推移。婦人服フロアの改装に伴う売り場面積減少の影響は続いたものの、単独では2.4%の増と、前月の5.9%減から大きく回復した。
J.フロント リテイリングは、バレンタイン商戦の好調な推移、ラグジュアリーブランドや美術宝飾品など高額商品の売上増、昨年10月にグランドオープンした東京店の増床による売上増などがプラス要因となり、大丸松坂屋百貨店合計で対前年5.2%増を記録。関係百貨店を含めた百貨店事業合計では同4.6%増となった。今年1月末で営業終了した大丸ららぽーと横浜店、新長田店を加えると、それぞれの増減率は3.6%増、3.2%増となる。店舗別では、名古屋店が4ヶ月連続、食品改装効果が続く神戸店が10ヶ月連続で対前年プラスを確保。直営16店舗中10店舗と博多大丸が前年実績を上回った。
エイチ・ツー・オー リテイリングも低気温の影響から春ファッションが伸び悩んだが、好調なラグジュアリーブランドとバレンタイン商戦の成功で、百貨店事業の連結売上高は対前年同月比8.9%増の実績。昨年11月に増床グランドオープンした阪急本店は同53%増となった。阪急うめだ本店が同63.6%増と高いレベルで好調さを持続しているのが主な要因。阪急メンズ大阪も同4.1%増と安定した数字を残している。一方で、阪神本店は同9.3%の減に終わった。
高島屋も、高額ブランド品の好調に加えて紳士服が売上を牽引。14店舗合計で前年同月比0.3%の増、国内百貨店子会社18店舗合計でも同0.3%の増となった。地区別では関西が9店舗で同1.1%増、関東が9店舗で0.2%増と、関西地区の好調が目立った。
全体に営業日数の減少(閏年の翌年)、気温低下による春物衣料の需要減といったマイナス要素はあったものの、昨年末以降から続く株価上昇による資産効果や、景気上昇への期待感から生まれる消費マインドの上昇などが売上を牽引。また、春節祭が昨年の1月から今年は2月であったことから、アジアからの訪日客の増加も百貨店の消費を後押しした。
三越伊勢丹ホールディングスは、三越伊勢丹の合計で前年同月比0.7%の減。伊勢丹は0.9%の増だったが、三越は3.2%の減と伸び悩んだ。伊勢丹新宿本店は、時計や宝飾品などの高額商品が好調に推移。婦人服フロアの改装に伴う売り場面積減少の影響は続いたものの、単独では2.4%の増と、前月の5.9%減から大きく回復した。
J.フロント リテイリングは、バレンタイン商戦の好調な推移、ラグジュアリーブランドや美術宝飾品など高額商品の売上増、昨年10月にグランドオープンした東京店の増床による売上増などがプラス要因となり、大丸松坂屋百貨店合計で対前年5.2%増を記録。関係百貨店を含めた百貨店事業合計では同4.6%増となった。今年1月末で営業終了した大丸ららぽーと横浜店、新長田店を加えると、それぞれの増減率は3.6%増、3.2%増となる。店舗別では、名古屋店が4ヶ月連続、食品改装効果が続く神戸店が10ヶ月連続で対前年プラスを確保。直営16店舗中10店舗と博多大丸が前年実績を上回った。
エイチ・ツー・オー リテイリングも低気温の影響から春ファッションが伸び悩んだが、好調なラグジュアリーブランドとバレンタイン商戦の成功で、百貨店事業の連結売上高は対前年同月比8.9%増の実績。昨年11月に増床グランドオープンした阪急本店は同53%増となった。阪急うめだ本店が同63.6%増と高いレベルで好調さを持続しているのが主な要因。阪急メンズ大阪も同4.1%増と安定した数字を残している。一方で、阪神本店は同9.3%の減に終わった。
高島屋も、高額ブランド品の好調に加えて紳士服が売上を牽引。14店舗合計で前年同月比0.3%の増、国内百貨店子会社18店舗合計でも同0.3%の増となった。地区別では関西が9店舗で同1.1%増、関東が9店舗で0.2%増と、関西地区の好調が目立った。
全体に営業日数の減少(閏年の翌年)、気温低下による春物衣料の需要減といったマイナス要素はあったものの、昨年末以降から続く株価上昇による資産効果や、景気上昇への期待感から生まれる消費マインドの上昇などが売上を牽引。また、春節祭が昨年の1月から今年は2月であったことから、アジアからの訪日客の増加も百貨店の消費を後押しした。