デザイナー・柳川 荒士氏が2003年に立ち上げ以降、日本のファッション界を代表するブランドの1つして輝き続けている「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」。メンズファッションからスタートし、現在ではレディースも展開。海外でコレクションを発表して、世界のファッショニスタをも魅了する同ブランドの2020年秋冬コレクションがついに展開される。
今回は、9月2日から15日まで行われる、伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズでのプロモーションに合わせて、コレクションについて紹介すると共に、柳川氏にコレクションに至る背景、そして“今”のファッションについての想いを伺った。
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今シーズンは、ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)氏の作品と、ドイツのコンテンポラリーダンスの振付師であり、ダンサーでもあったピナ・バウシュ(Pina Bausch)氏 のパフォーマンスにインスパイアされたコレクション。
ヴィム・ヴェンダース氏の“Wings of Desire”の世界観を、伝統的なブリティッシュヘリンボーンウールや、しなやかなイタリアンウールにウエストを強調するようパールボタンで折り目を飾ったり、ウエストにステッチでギャザーを入れるミリタリーディテールを取り入れて表現。花柄と幾何学模様のプリントはハンドペイントでデザインされており、サイドにボックスプリーツの入ったワイドトラウザーズは、極端なフレアシルエットを作り、ボタンディテールのチェスターコートとオーバーサイズニットを使ったスタイリングで、ピナ・バウシュ氏 のパフォーマンスの流動性を表現した。
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常にジョンローレンスサリバンの中心にあるインダストリアルミュージック、ダーク・サブカル チャーからボンテージストラップを取り入れ、クロコダイル、リザード、オーストリッチ柄をエンボス加工したレザーシューズにはパールを配置し、仕上げた。
パールアクセサリーは、梶谷好孝氏が手掛けるアクセサリーブランド、ヨシコ クリエーション(YOSHiKO CREATiON) と、サングラスはロンドン発のアイウェアブランド、ブライザック(BLYSZAK)とコラボレーション。
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また、「Last Waltz」「Dance with Me」「Floating Emotions」のワードで、ヴィム・ヴェンダースとピナ・バウシュの世界観に落とし込まれたジャガードスカーフは、ニューヨーク発のスカーフブランドのモンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEY YORK)とのコラボレーションによるもの。
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―――Wim Wenders氏 の作品やPina Bausch氏のパフォーマンスとの出会いとは
柳川「15年くらい前、友人が誕生日プレゼントとしてPinaのPalermo,PalermoとFull Moonを観に連れて行ってくれました。その頃、東京コレクションを行なっていた自分は、総合演出のあり方や今後目指すべき表現を観たような気がして、無意識のうちに涙を流していました。それ以来、ニューヨーク、ロンドン、様々な場所で彼女の作品を観劇しました。Wimは中学生か高校生の頃、知り合いの勧めで、PARIS TEXASを観て知ったと思います。PARIS TEXASとPinaは好きで、今でもDVDで繰り返し観ています」
―――Wim Wenders の作品やPina Bauschのパフォーマンスからインスパイアされて、実際にファッションに落とし込む上での拘り
柳川「映画やパフォーマンスから感じたムードを、素材の色やテクスチャー、シルエットのボリューム感などに反映させました」
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―――“今”、ファッションについて思うこと、そして伊勢丹メンズのお客さまにプロモーションを通して感じて欲しいこと
柳川「今までと変わらず、人の心を揺さぶり刺激するような、挑発的なもの作りを心がけています。僕が初めてPina Bauschを観た時のような何かを、私たちの洋服から感じてもらえたら嬉しいです」
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三越伊勢丹オンラインストア〈ジョン ローレンス サリバン〉商品一覧はこちらから
今回は、9月2日から15日まで行われる、伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズでのプロモーションに合わせて、コレクションについて紹介すると共に、柳川氏にコレクションに至る背景、そして“今”のファッションについての想いを伺った。
2020秋冬コレクション
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今シーズンは、ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)氏の作品と、ドイツのコンテンポラリーダンスの振付師であり、ダンサーでもあったピナ・バウシュ(Pina Bausch)氏 のパフォーマンスにインスパイアされたコレクション。
ヴィム・ヴェンダース氏の“Wings of Desire”の世界観を、伝統的なブリティッシュヘリンボーンウールや、しなやかなイタリアンウールにウエストを強調するようパールボタンで折り目を飾ったり、ウエストにステッチでギャザーを入れるミリタリーディテールを取り入れて表現。花柄と幾何学模様のプリントはハンドペイントでデザインされており、サイドにボックスプリーツの入ったワイドトラウザーズは、極端なフレアシルエットを作り、ボタンディテールのチェスターコートとオーバーサイズニットを使ったスタイリングで、ピナ・バウシュ氏 のパフォーマンスの流動性を表現した。
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常にジョンローレンスサリバンの中心にあるインダストリアルミュージック、ダーク・サブカル チャーからボンテージストラップを取り入れ、クロコダイル、リザード、オーストリッチ柄をエンボス加工したレザーシューズにはパールを配置し、仕上げた。
パールアクセサリーは、梶谷好孝氏が手掛けるアクセサリーブランド、ヨシコ クリエーション(YOSHiKO CREATiON) と、サングラスはロンドン発のアイウェアブランド、ブライザック(BLYSZAK)とコラボレーション。
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また、「Last Waltz」「Dance with Me」「Floating Emotions」のワードで、ヴィム・ヴェンダースとピナ・バウシュの世界観に落とし込まれたジャガードスカーフは、ニューヨーク発のスカーフブランドのモンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEY YORK)とのコラボレーションによるもの。
今回のコレクションについて柳川氏に伺った
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―――Wim Wenders氏 の作品やPina Bausch氏のパフォーマンスとの出会いとは
柳川「15年くらい前、友人が誕生日プレゼントとしてPinaのPalermo,PalermoとFull Moonを観に連れて行ってくれました。その頃、東京コレクションを行なっていた自分は、総合演出のあり方や今後目指すべき表現を観たような気がして、無意識のうちに涙を流していました。それ以来、ニューヨーク、ロンドン、様々な場所で彼女の作品を観劇しました。Wimは中学生か高校生の頃、知り合いの勧めで、PARIS TEXASを観て知ったと思います。PARIS TEXASとPinaは好きで、今でもDVDで繰り返し観ています」
―――Wim Wenders の作品やPina Bauschのパフォーマンスからインスパイアされて、実際にファッションに落とし込む上での拘り
柳川「映画やパフォーマンスから感じたムードを、素材の色やテクスチャー、シルエットのボリューム感などに反映させました」
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―――“今”、ファッションについて思うこと、そして伊勢丹メンズのお客さまにプロモーションを通して感じて欲しいこと
柳川「今までと変わらず、人の心を揺さぶり刺激するような、挑発的なもの作りを心がけています。僕が初めてPina Bauschを観た時のような何かを、私たちの洋服から感じてもらえたら嬉しいです」
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柳川荒士
やながわあらし●ジョンローレンスサリバンデザイナー。2003年、同ブランドを設立し、テーラードを軸としたメンズウェアを展開。強さとエレガントさを持ち合わせた男性像を基本的なコンセプトとしている。また、2010年SSシーズンよりレディースラインも展開しており、メンズテーラードの技術を駆使したシャープな印象が特徴的である。
2003年〈JOHN LAWRENCE SULLIVAN〉設立
2007年 2007SS~2010年AW 東京コレクション参加
2008年 旗艦店を中目黒にオープン
2010年 2010SSより「WOMEN'S」ラインスタート
やながわあらし●ジョンローレンスサリバンデザイナー。2003年、同ブランドを設立し、テーラードを軸としたメンズウェアを展開。強さとエレガントさを持ち合わせた男性像を基本的なコンセプトとしている。また、2010年SSシーズンよりレディースラインも展開しており、メンズテーラードの技術を駆使したシャープな印象が特徴的である。
2003年〈JOHN LAWRENCE SULLIVAN〉設立
2007年 2007SS~2010年AW 東京コレクション参加
2008年 旗艦店を中目黒にオープン
2010年 2010SSより「WOMEN'S」ラインスタート
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【イベント情報】
ジョン ローレンス サリバンプロモーション
会期:9月2日~9月15日
会場:メンズ館2階=メンズクリエーターズ
お問合せ
メンズ館2階=メンズクリエーターズ
03-3352-1111(大代表)
記事提供元
ISETAN MEN's net
Photo&Text:ISETAN MEN‘S net
ジョン ローレンス サリバンプロモーション
会期:9月2日~9月15日
会場:メンズ館2階=メンズクリエーターズ
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03-3352-1111(大代表)
記事提供元
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Photo&Text:ISETAN MEN‘S net