酒井伸子が手掛けるシューズブランド「サロン(Salon)」の直営店(東京都渋谷区神宮前2-19-7)がリニューアルした。酒井の実弟である酒井大亮が手掛ける新しいインテリアブランド「ダブルパイピング(Double Piping)」とコラボレーションし、新形態で8月2日にオープンした。
店内は2フロア構成、1階にはサロンのシューズコレクションの他、酒井伸子が生地を選びダブルパイピングにオーダーしたサロン別注ライン「ピンクネーム(PINK NAME)」のランプやソファが並ぶ。サロン秋冬の新作は、ベージュやブラックのベーシックカラーをメインに、ファーの素材でキュートに仕上げたシューズや、カモフラージュ柄のパンプス、キャリア向けの定番ライン「アペア(A.PAIR)」のシューズなどがそろう。オープンに合わせ、ショップ限定のハラコのシューズも発売。また、ウィンドーを飾る絵は、アーティストの篠崎洋(SUBOTEN)が手掛けている。
2階はダブルパイピングオリジナルライン「ブルーネーム(BLUE NAME)」の家具を取り扱う。酒井大亮はインテリア業界で20年ほどキャリアを積み、同ブランドをスタート。アメリカやヨーロッパ、日本でミッドセンチュリーのチェアやソファ、ポスターを中心に買い付け、ビンテージのテキスタイルなどを使ってリメイクしている。価格は1万円台から20万円台まで。日常生活に取り入れやすい小型家具を中心にラインアップ。
直営店オープンから8年を経てのリニューアルにあたり、シューズ以外のものも手掛けてみたかった、と酒井伸子氏。「いつもの部屋の風景も、ひとつのチェアやライトを置くだけで印象も気分もがらりと変わる。シューズ一つでいつものスタイルが変化するファッションの感覚にも近い」と語る。