ブランド名を刷新した「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」が1月23日、パリ凱旋門近くの17区にある劇場、サル・ワグラムを会場にショーを開催した。
マルジェラらしいシンプルなシルエットの中に、70年代風のグラマラスな雰囲気と、アーティザナルコレクションの流れを汲む、蚤の市由来の古い素材によるアンティーク感が融合した興味深いコレクションとなった。
ベルト部分が極端に太いワイドパンツとシャツとコートには、ジオメトリックなラメ素材のインナーを合わせ、ファーカラーのレザーコートにはサイケデリックなパンツをコーディネイトしてフラワーチルドレンのイメージに。蚤の市で見つけてきたという油絵を再構築したコートやベストなども登場。濃い色合いのラメニットのカーディガンやプルオーバーは、昔日のディスコジェネレーションを髣髴とさせ、メンズにおいても70年代がトレンドであることを強く印象付けた。