リリー・コールが天然ゴムジュエリーコレクション発表。 アマゾン熱帯雨林保護訴える

2013.06.10

環境保護に関心の高いことで知られるモデル女優のリリー・コール(Lily Cole)が、親善大使を務める「スカイ・レインフォレスト・レスキュー(Sky Rainforest Rescue)」プロジェクトの一環で、限定ジュエリーコレクションを発表した。

同プロジェクトは、英放送局スカイ(Sky)と世界自然保護基金(WWF)の共同事業で、アマゾンの熱帯雨林保護を目的とするもの。

ジュエリーに使われているのは、ブラジル北西部エークル州にあるゴムの木から、昔ながらの手法で樹液を採取してつくられた天然ゴム。かつてこの地域は一大ゴム生産地として栄えたが、安価な合成ゴムや栽培ゴムの台頭と共に衰退し、森林も大きなダメージを受けている。

そんな天然ゴムの利用価値をアピールすることで、熱帯雨林の破壊を止め、再生を促すのがこのコレクションの目的。リリー・コール自身も実際に現地を訪ね、天然ゴムの製造工程を体験したという。

同コレクションは、ペンダントブレスレットイヤリングリングといったアイテムで構成され、価格帯は10から25ポンド(約1,500から3,800円)。収益はすべて熱帯雨林及び地域産業の再生に活用される。5月にニューヨークで開催されたメトロポリタン美術館のガラパーティーでもリリー自身が着用。6月3日よりstylistpick.comにて限定発売されたがすぐに完売となった。

画像提供:Getty Images
岡本恵美
  • メトロポリタン美術館のガラパーティーに登場したリリー・コール
  • リリー・コールと、同じく環境問題に積極的に取り組むヴィヴィアン・ウエストウッド夫妻
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