パリからのニューカマー、ソロヴィエールとル・フロウ・パリ
同様にパリで2014年6月にスタートしたソロヴィエール(SOLOVIERE)は日本のセレクトショップを中心に、メンズ、ウィメンズともに人気が拡大しているブランド。アレクシア・オーベールがデザインするトスカーナレザーを使ったイタリアンメイドのカーフスエードのフラットシューズは既に日本ではヒットアイテム。日本市場での成功はもとよりグローバルに拡大しつつあるブランド。既に人気のスニーカーに加え、2018-19年秋冬はハイキングシューズ、ウィメンズのプリンセスブーツ、サテンのリボンパンプスなどもラインアップ。カラーも豊富に展開されている。
ハンドペイントに見える詩的なパターンをスニーカーに描き出すル・フロウ・パリ(Le Flow Paris)は2016年にデビューしたブランドながら、ファーストコレクションの「Cold Wave」でジバンシィ(GIVENCHY)とのコラボをはじめ、既に複数のラグジュアリーブランドとの取り組みもスタートしている。デザイナーのリオネル・フロッキ(Lionel Le Floch)は正式に靴のデザインを学んだことはなく、自身のバスケットボールの経験とヒップホップとジャズ、アートからの影響を靴のデザインに反映させているというが、写真家のケヴィン・クーリオ(Kevin Couliau)と日本の画家、アキヒト・タクマの影響が大きい、と本人は話す。ハンドペイントに見えるソールのパターンはインジェクションで、伝統的なスニーカーのテクニックを現代に応用し、アスレジャーと欧米でブームの墨絵が合体した超軽量のアートソールは新しいシグニチャーとして注目されている。