【Music Journey―Spotifyの歩き方―】、連載の第8回目となる今回は、有名アーティストなどが自ら作成したプレイリストをご紹介します。
Spotifyではアカウントを持っている人であれば誰でもプレイリストを作って公開することができるため、自身のプレイリストを作成、公開している有名なアーティストや著名人も少なくありません。また、自身のアカウントとは別に、Spotifyとの共同企画でプレイリストを作っていたり、DJが自身のプレイで選曲した楽曲をプレイリストにして公開していたりすることもあります。
アーティストのプレイリストを覗くことで、その人の音楽ルーツや最近の好みを知ることが出来たりと、新しい発見があるだけでなく、より深くそのアーティストの作品、世界を楽しむことが出来ると思います。今回はそんな有名アーティストのプレイリストをいくつか紹介したいと思います。
1. テイラー・スウィフト 「Songs Taylor Loves2」
そのタイトル通り、テイラー・スウィフト本人が好きな曲を詰め込んだプレイリスト。親友であるエド・シーランといった仲のいいアーティストから、ミゲル、バハマズ、カーリーハンソンなどのポップ・アイコンから気鋭のロック・バンドの曲も多数選曲しています。
2. 星野源 「so sad so happy」
星野源が自身の楽曲と好きな曲を集めたプレイリスト。ビヨンセやマーク・ロンソン、アイズレー・ブラザーズ、アル・グリーンなど、R&Bやソウル、ファンクなどがジャンルを横断してセレクトされており、このプレイリストから新しい音楽との出会いがあるはず。
3. ジャミロクワイ 「House Party:Jamiroquai」
2017年9月に武道館公演を果たしたジャミロクワイ。このプレイリストは、そんな彼が来日公演の少し前に、日本のファンへ向けて作ってくれたプレイリストです。その名の通り「ハウス・パーティー」をテーマにしながらも、プリンスやドナ・サマー、デヴィッド・ボウイなどといった彼のルーツとなったような往年の名曲も多数収録しています。
4. ARASHI「Summer Feelings」
夏の終わりに、「IN THE SUMMER」をテーマに嵐のメンバーがセレクトしたプレイリスト。注目は各メンバーのコメントが途中に入っており、どんな想いで曲を選んだのかもわかる面白い構成となっている。
5. くるり 「心のアイドリング」
日本屈指のロック・バンド、くるりが手がけるのは、選りすぐりの古今東西の音楽大図鑑。くるりの楽曲を織り交ぜたプレイリストは、好きなアーティストをきっかけに好きな音楽の幅を広げる良い機会となるはず。
6. Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)「90's Dream」
同じく国内シーンにおいて独自の立ち位置を確立するロック・バンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン、後藤正文によるプレイリスト。オアシスやブラーなど、彼のルーツとなった90年代のブリットポップ〜オルタナティヴ・ロックを中心にセレクトされています。
7. Jamie xx(The xx)「Played by Jamie xx」
ビームス(BEAMS)とのコラボレーションアイテムの発売や、代官山蔦屋書店での写真展示など、ファッション&カルチャー方面からの注目度も高いThe xxのサウンドの核を担うJamie xx。このプレイリストは、ズバりなタイトル通りDJやラジオでプレイした曲をまとめたもの。こちらは随時更新です。
8. yahyel 「yahyel:in the studio」
2018年3月にセカンドアルバム「HUMAN」をリリースしたyahyelが作成したプレイリスト。YMO、マッシヴ・アタック、ポーティスヘッド、ビヨークなど普段スタジオで聴いている楽曲をセレクトしており、彼らのアルバムと一緒に聴くことでより、よりその世界観に浸れるプレイリストになっています。
9. DREAMS COME TRUE 「DREAMS COME TRUE Favorites」
18枚目のオリジナル・アルバムにて、Spotifyと大型キャンペーンを行ったことも記憶に新しいドリカム。全カタログ+ニュー・アルバムをSpotify上で配信したことを記念に、公開されたプレイリストのひとつがこれ。往年のロックやファンク、ソウルなどの名曲がズラリと並んでいます。
10. 松任谷由美 「ユーミンからの、春の歌。」
ユミーンが自身の楽曲から春に聴いて欲しいものをセレクト。誰もが聴いたことある名曲も収録されており、贅沢なコンピレーションアルバムのようなプレイリストとなっている。
以上、今回は国内外のアーティストが自ら作ったおすすめのプレイリストを10個紹介しました。 大好きなアーティストやDJがいる場合、一度プレイリストを公開していないか検索してみるとおもしろいかもしれません。きっとまたひとつ、Spotifyの音楽の楽しみ方が増えるはずです。