「イデー（IDEE）」は、ブランド初のアトリエ付き体験・参加型ショップ「イデーガレージ（IDEE GARAGE）」を神奈川県藤沢市にオープンする。7月20日から9月23日までの約2ヵ月間、金・土・日・祝日限定で、グループ会社である良品計画の無印良品藤沢店4階の1フロアで営業。

ショップのテーマは、「アップサイクル（新しい価値を生み出すリサイクル）」「リペア」「DIY」。無印良品の定番ファイルボックスを利用したバードハウス（1万2,600円）、シルバー塗装のストライプを施した木製シェルフ（価格未定）、市販のスツールに網棚をプラスしたチェア（5万2,500円）などのイデーガレージオリジナル商品や、再生ダンボール製の照明「ムーン（MOON）」（大7万3,500円、小4万5,150円）、リサイクルファブリックを利用したドアストッパー（3,990円）など、イデーガレージが世界中で買い付けたセレクトアイテムを販売。デッドストック生地で張る、イデーオリジナルソファのオーダーも受け付ける。

来場客が利用できる工作室を開設し、クリエーターが週単位で公開製作を行う「アトリエリレー」も実施。3D造形グループのゲルチョップ（GELCHOP）、リノベーションに特化したデザイン会社の夏水組（なつみぐみ）、ファッションブランド「スポークンワーズプロジェクト（spoken words project）」など、8組が参加する。

また、電動ドリルなどの簡易工具でできる家具のメンテナンス方法やカスタマイズのアイデアを、イデースタッフと外部講師がセミナーやワークショップ形式で伝授。北欧家具タロ（talo）によるビンテージチェアのクリーニングとメンテナンス講座、スポークンワーズプロジェクトによるシルクスクリーンを使用した小物・衣類のアップサイクル講座など、40コマを予定。世田谷ものづくり学校をメインキャンパスとする自由大学、ギャラリーのサクモット（sakumotto）、様々なプロジェクトに取り組むグッドモーニングス株式会社、女子クリエーター向けマガジン『箱庭』とのコラボレーションも実現する。

イデーは、1975年に西洋アンティークの輸入販売を開始し、1985年に南青山に骨董店をオープン。イデーガレージの基礎テーマとなる「自らの手で身のまわりのモノを作り出す、愛着あるモノと長く付き合う暮らし」というコンセプトを、当時から重視している。