1月7日に起こった、フランス・パリの風刺画で知られる政治週刊誌『シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)』本社襲撃事件。編集長のステファン・シャルボニエ、同誌に所属する著名な風刺漫画家のCabu(ジャン・キャビュ)など10数人の死傷者が出ている。
この事件を受け、フランス全国で7日夜から現在、犠牲者を偲んで大きな追悼集会やデモが広がっている。ファッション業界ではデザイナーのニコラ・ジェスキエール、ジャンポール・ゴルチエ、リカルド・ティッシからエディターのカリーヌ・ロワトフェルド、『ヴォーグパリ』『GQフランス』など雑誌社までツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどのSNSで、「JE SUIS CHARLIE(フランス語で“私はシャルリー”)」とポストし、言論の自由を訴えている。
『シャルリー・エブド』は1970年に創刊されたフランスの週刊紙。過激な風刺画を用い、フランスの情勢や様々な宗教、政治等に関しての調査報道を行っている。2011年の福島原発事故の際、ショッキングな風刺画を発表したことが日本でも話題となった。