クロエ(Chloe)14-15AWコレクションは、クリーンなフェミニンさにスポーティーな要素が加わった。デザイナーのクレア・ワイト・ケラーはアイルランドの女性像をイメージしたという。
ブルゾンやブラウスなどのトップスの袖はバタフライスリーブ、パンツはキュロット丈が多くスポーティー&ボーイッシュな印象。スカートやワンピースにレオパード柄が使われワイルドな一面も見せる。コートは大き目のスタンドカラー、ふんだんにとられたドレープなどボリューミーな襟元が特徴的。高めに設定されたポケットに手を入れる姿が厳寒の季節を連想させる。ひらひらと揺れるラッフルが何層にも重ねられたシフォンのワンピースは様々な柄で提案。後半に登場したメタルパーツを施したシリーズは70年代のアーカイブがインスピレーションソースだ。
カラーはグレイッシュなパステル調がメイン。ライラックがキーカラー。シューズは生足でスタイリングし、寒い季節にもセンシュアルな女性像を演出。バッグは新作としてクラッチが登場。二重のフタに片側ハンドルなど機能性も考慮されている。