ロンドンのジュエリーブランド「バニー(BUNNEY)」が5月28、29日の両日、トゥモローランド渋谷本店でジュエリーの刻印イベント「BUNNEY Hand Engraving workshop "Monogram"」を行う。当日は同ブランドのディレクターのアンドリュー・バニー(Andrew Bunney)と英国王室御用達の彫刻職人が来日し、その場で購入者のイニシャルをモノグラムにして刻印する。
バニーは2009年にブランドがスタート。スターリングシルバー、ゴールドなどを使用したモッズ、パンクなどロンドンのストリートカルチャーのシグニチャーアクセサリーの(缶)バッジやスタッズなどをミニマムなデザインで表現したアイテムを提案。ストリートカルチャーをベースにしたラグジュアリーなジュエリーとして、日本でもコアなファンに人気を得ている。
今年1月から3月にかけて、モッズの象徴であるベスパ(Vespa)のテールランプ、ステップ、サイドミラーなど主要パーツを手作業のハンマー加工で制作したバニー・カスタマイズモデルのPX150がドーバー ストリート マーケット ギンザ(DSMG)、ユナイテッドアローズ アンド サンズ、トゥモローランド渋谷店、ヴァルカナイズ・ロンドン青山などを巡回して展示されたことでも話題を集めた。
各アイテムには英国認定機関による銀の品質保証であるアッセイ・オフィス(Assay Office)のホールマークが打刻されており、ジュエリーへのモノグラムの刻印は、今回のみ特別に行われるという。
28、29日のイベント両日は、ロンドンのワークショップの職人が、バッジやプレート付きバングルなどにその場で刻印のパフォーマンスを行い、イベント終了後の30日から6月5日まで、同店で刻印の受注を受け付ける。商品の到着は1~2ヶ月後。なお、刻印にはジュエリー本体価格とは別途、刻印料がかかる。
同ブランドのディレクターのアンドリュー・バニーはこれまでに(アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やJ.W. アンダーソン(J.W. Anderson)を輩出した英国ファッション審議会(British Fashion Council,BFC)の「NEWGEN(New Generation)」に3シーズン連続で選出されており、ロンドンの地下鉄のオフィシャルブランドである「ラウンデル ロンドン(ROUNDEL LONDON)」のクリエイティブディレクターとしても活動している。
Text: 野田達哉