ソウルシンガーのジェームス・ブラウン（James Brown）は1933年5月3日生まれ。アメリカ合衆国サウス・キャロライナ州出身。2006年12月25日逝去

23歳の時に、James Brown with the Famous Flamesによるファーストシングル「プリーズ・プリーズ・プリーズ」でデビュー。いきなりR&Bチャートの5位に入り、ミリオンセラーを記録する。54年にはニューヨークのアポロシアターに出演するなど、ショービジネスにも積極的に参加。ライブ終盤に膝をつくジェームス・ブラウンが、スタッフのかけたマントを振り払って再び歌いだす“マントショウ”などでファンを熱狂させた。

当初はバラードで人気を集めたが、60年代に入るとよりハードなサウンドを指向するようになる。ジャズやラテンのリズム感に影響を受けた彼の曲は、アメリカのR&Bチャートで人気を博した。63年にはアルバム「ライヴ・アット・ジ・アポロ」が全米アルバムチャートで2位を記録。シングル「アイ・ガット・ユー」も全米3位の人気となり、その後も数多くのヒット作を生み出した。

80年代にはアフリカ・バンバータとのコラボシングル「リヴィング・イン・アメリカ」を発表。映画『ロッキー4』のサントラに収録される。妻への脅迫行為などから懲役6年の実刑判決を受けるが、91年には仮釈放されアーティスト活動を再開。同年7月に復帰作「Love Over-Due」を発表した。

2003年のBET Awardsでは生涯功労賞を受賞。その後もアーティスト活動を続けるが、2006年には肺炎のため入院。そのまま鬼籍に入った。