ファッションデザイナーの菊池武夫は1939年5月25日生まれ。東京都出身。通称タケ先生。
1956年に原のぶ子アカデミーを卒業。「服飾モダン・グループ」を結成し、デザイナー活動を開始する。1971年には「ビギ(BIGI)」を設立。自身はメンズブランド「ビギ メンズ」のデザイナーを担当し、ブリティッシュスタイルのヨーロピアンカジュアルラインを展開する。
74年にドラマ『傷だらけの天使』が公開されると、主演の萩原健一が着用していたビギの衣装が話題となった。その後、ブランド名を「メンズビギ(MEN’S BIGI)」に変更すると、80年代にはDCブランドブームの火付け役として絶大な人気を集める。
84年には自らの名前を冠するブランド「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」を発表し、“LONDON POP”をコンセプトに、英国のトラディショナルなスタイルの中にも遊び心のあるアイテムを展開。03年に、後任をデザイナー・信國太志に任せてタケオキクチを離脱。05年、新たなプロジェクトとして、自らディレクター、デザイナー、バイヤーを務める「フォーティーカラッツアンドゴーニーゴ(40CARATS&525)」をスタート。クール・ビズ・コレクション2006などのデザインを手掛けた。
12年に「タケオキクチ」のクリエーティブディレクターに復帰すると、ブランドプロモーションや店舗ディレクションを担当し、渋谷に旗艦店となる「タケオキクチ渋谷明治通り本店」を出店した。