ファッションを愛する男たちが、この夏コンゴから来日した。平均月収3万円という貧しい国に暮らしながらも、オシャレに着飾ることで、世界中にファッションの持つ力を教えてくれる彼ら。
FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。
連載を締めくくるのはサプール歴43年で、本国でも「大サプール」と慕われるムィエンゴ・セヴランさん。今年の4月にも来日し、大いに話題となった。この日は、前回の来日時にデザイナーの山本寛斎からプレゼントされたというカンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)の極彩色のジャケットを身に纏っていた。さらに、ジャケットだけでなく、パンツ、シャツ、ヴェスト、そしてハットに至るまで原色のアイテムでまとめていた。それでも自分のスタイルとして着こなしてしまうのだから驚きだ。
Q1:サプールを始めたきっかけは?
サプールはコンゴ共和国の首都ブラザヴィルが発祥の地です。父がサプールで、彼のようになりたいといつも思っていました。また、自分の本名には”清潔”という意味も込められているので、常に身なりには気をつけていました。
Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?
15才からサプールをやっています。父もとてもかっこいいサプールでした。周りはそんなサプールばかりでしたら、大いに影響を受けましたね。10才くらいの時にはもう憧れを持っていました。はっきりと覚えていますよ。
Q4:スタイリングのこだわりは?
飾り立てること。足し算することでエレガンスを生み出すことを信条としています。例えば、スーツというものは、シングルやダブルなどの違いはあれど、大まかな形は似ています。そこにチーフやネクタイ、色などをプラスことで自分らしさが生まれるのです。
Q5:好きなデザイナーやブランドは?
それは、カンサイヤマモトです(笑)。前回の来日時に頂いたこのジャケットに合うように、パンタロンも新調しました。帽子なんかは合うものがありませんでしたので、生地だけはなんとか探し出して、自分で既存のものの上から縫い付けています。好きなブランドはいくつもありますが、自分で手を加えてオリジナルにすることが好きなんです。
山本寛斎さんから贈られた「大漁旗」のジャケットに合わせるために、自分で帽子をリメイクしたというゼブランさん
Q6:来日するにあたり楽しみにしていたことは?
日本でも「サプール」を作りたいと思っています。山本寛斎さんをはじめとする何人かの方には既にお声掛けしています。
Q7:あなたにとってのファッションの魅力とは?
ファッションとは、自分を高貴にしてくれるもの。繊細な縫製、体になじむカッティング、鮮やかな色。美しい服を着れば、気分も高揚します。
Q8:これからの夢を教えてください
前回の来日の時、山本寛斎さんとお会いして、僕らの考えていることが同じであると認識しました。アフリカの諸国は紛争が絶えません。まずはコンゴを発信として、アフリカから戦いをなくしたい。そして、サプールによる平和の輪が、世界中に繋がっていけばいいなと願っています。
今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展 THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。
【写真集】
タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
著者:茶野邦雄
出版社:オークラ出版
価格:2,700円
【写真展】
タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展
日時:開催中~8月31日
場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12
プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー
入場料:500円(中学生以下無料)
FASHION HEADLINEでは、来日したサプールメンバー6人、一人ひとりに7つの質問を投げかけた。
連載を締めくくるのはサプール歴43年で、本国でも「大サプール」と慕われるムィエンゴ・セヴランさん。今年の4月にも来日し、大いに話題となった。この日は、前回の来日時にデザイナーの山本寛斎からプレゼントされたというカンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)の極彩色のジャケットを身に纏っていた。さらに、ジャケットだけでなく、パンツ、シャツ、ヴェスト、そしてハットに至るまで原色のアイテムでまとめていた。それでも自分のスタイルとして着こなしてしまうのだから驚きだ。
Q1:サプールを始めたきっかけは?
サプールはコンゴ共和国の首都ブラザヴィルが発祥の地です。父がサプールで、彼のようになりたいといつも思っていました。また、自分の本名には”清潔”という意味も込められているので、常に身なりには気をつけていました。
Q2:ファッションの楽しさを覚えたのはいつ?
15才からサプールをやっています。父もとてもかっこいいサプールでした。周りはそんなサプールばかりでしたら、大いに影響を受けましたね。10才くらいの時にはもう憧れを持っていました。はっきりと覚えていますよ。
Q4:スタイリングのこだわりは?
飾り立てること。足し算することでエレガンスを生み出すことを信条としています。例えば、スーツというものは、シングルやダブルなどの違いはあれど、大まかな形は似ています。そこにチーフやネクタイ、色などをプラスことで自分らしさが生まれるのです。
Q5:好きなデザイナーやブランドは?
それは、カンサイヤマモトです(笑)。前回の来日時に頂いたこのジャケットに合うように、パンタロンも新調しました。帽子なんかは合うものがありませんでしたので、生地だけはなんとか探し出して、自分で既存のものの上から縫い付けています。好きなブランドはいくつもありますが、自分で手を加えてオリジナルにすることが好きなんです。
山本寛斎さんから贈られた「大漁旗」のジャケットに合わせるために、自分で帽子をリメイクしたというゼブランさん
Q6:来日するにあたり楽しみにしていたことは?
日本でも「サプール」を作りたいと思っています。山本寛斎さんをはじめとする何人かの方には既にお声掛けしています。
Q7:あなたにとってのファッションの魅力とは?
ファッションとは、自分を高貴にしてくれるもの。繊細な縫製、体になじむカッティング、鮮やかな色。美しい服を着れば、気分も高揚します。
Q8:これからの夢を教えてください
前回の来日の時、山本寛斎さんとお会いして、僕らの考えていることが同じであると認識しました。アフリカの諸国は紛争が絶えません。まずはコンゴを発信として、アフリカから戦いをなくしたい。そして、サプールによる平和の輪が、世界中に繋がっていけばいいなと願っています。
今回、写真集『THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン』(撮影:茶野邦雄)や沖縄で開催中の写真展『アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“サプール(SAPUER)”写真展 THE SAPUER』のプロモーションを兼ねて来日したサプールメンバー。下記のインベントや写真集でも、彼らのファッションやスタイルを間近に知ることが出来る。
【写真集】
タイトル:THE SAPEUR~コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
著者:茶野邦雄
出版社:オークラ出版
価格:2,700円
【写真展】
タイトル:アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士“SAPUER(サプール)”写真展
日時:開催中~8月31日
場所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12
プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカムアンソロポロジー
入場料:500円(中学生以下無料)