「ハリー・ポッター」シリーズでスター女優となって以来、「バーバリー(Burberry)」の広告モデルも務めるなど、ファッションアイコンとしても注目されてきたエマ・ワトソン(Emma Watson)。
そんな彼女が主演するソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督の映画『ブリング・リング(Bling Ring)』が6月中旬に米国で公開され、英国人女優ワトソンが着る“ヴァリーガール(Valley Girl)”ファッションが注目を集めている。
ヴァリーガールとは、1980年代初め、ロサンゼルス郊外の高級住宅街サン・フェルナンド・ヴァリーに住むファッションに敏感な10代の女の子を指した言葉。現在はブランドものを身に着けるカリフォルニアガールの代名詞のように使われている。
映画は、パリス・ヒルトンやミーガン・フォックス、リンジー・ローハンといったセレブ達の家に侵入し、ブランドもののバッグやドレス、ジュエリーなど 計3億円相当を盗んだとされる10代の窃盗団”ブリング・リング(Bling Ring)”がモデル。2009年に実際に起きた事件が題材になっている。
ロケには当時パリスが住んでいた邸宅も使用され、被害者らのワードローブも再現。高価なハイブランドアイテムが並ぶクローゼットは、「ディオール(Dior)」や「シャネル(CHANEL)」「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」などの協力を得て、撮影されたという。同作の日本公開は12月の予定。
映画公開に先駆け行なわれたプレミア上映会では、エマ・ワトソンが着るドレスも話題に。6月4日のロサンゼルスでのプレミアにはシャネルツイードのドレス&クラッチバッグ、11日行なわれたニューヨークプレミアでは、深いVネックラインのリトルブラックドレスに「フェラガモ(Ferragamo)」のクラッチ、「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」のパンプスをコーディネート。
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