プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)の20周年と、香水「パルファム プリーツプリーズ イッセイミヤケ」の日本発売を記念するダンスパフォーマンスが1月30日(水)、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催された。
パフォーマンスは16時と19時の2回。ガレリア地下1階アトリウムで行われ、ピンク、オレンジ、イエローなどの鮮やかな色を使ったプリーツ プリーズ を身につけた24名のダンサーが立ち見客の溢れる客席からステージまでを、所狭しと動き回りながら踊ったり、観客と一緒になって踊ったりするなど、プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケの「喜び」を表現した。
「プリーツを、どうぞ」という意味で名付けられたプリーツ プリーズ イッセイ ミヤケは「Tシャツやジーンズのような普遍的な服を作りたい」という三宅一生の夢を具現化したブランド。
服の形を縫製し、折りたたんでからプリーツ加工する独自の「製品プリーツ」の手法で作られた、軽くてしわにならず、洗濯機で洗ってそのまま着ることができる機能的なデザインは世界中の女性のライフスタイルを大きく変え、ブランドとして本格的にスタートしてから20年を迎えた今も愛されている。
パルファム プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ オードトワレはプリーツプリーズイッセイミヤケから発想された新しい香水。はじけるような躍動感、みずみずしさ、たっぷりの花の蜜などが調和する魅惑的な香りで、ボトルは多面体で、キャップは花の萼(がく)を象徴するデザインになっている。
ダンスパフォーマンスの演出は卓越したダンサー、振付家として70年代後半から世界の様々な舞台で活躍、オペラ、演劇、ミュージカル、音楽、映画など様々な分野で活動しているほか、空飛ぶ円盤と名付けたモノフィラメントの円形プリーツなどとともにショーのフィナーレには平田暁夫がデザインした「不思議の国のアリスの帽子」をかぶったモデルたちがプリーツ プリーズ イッセイ ミヤケを着て一斉に登場した94年春夏コレクションなど、これまでもイッセイ ミヤケの国内外のショーを数多く手がけてきたダニエル・エズラロウ(Daniel Ezralow)が担当。
エズラロウ氏はパフォーマンスの終了後、「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケの動きというコンセプトを形にし、新しい香水の身体から離れないイメージを流れるような動きで表現した。これまでのランウェイの仕事とは違い、今回の振り付けではプリーツ プリーズや香水のコンセプトを活かし、命を与えることを考えた。アドリブや踊ることで気づかされる、目覚める、蘇生するというアイデアも取り入れ、踊ることで多くの人に幸せを捧げたいという気持ちも含まれている。三宅一生はクリエイティビティを具現化し、クリエイティビティの限界を超えていく世界でも数少ない存在だ。一緒に仕事をできることを感謝している」と語った。