18回目の開催となる米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(SSFF & ASIA)」が、6月2日から26日の会期に開催される。
今年は、世界100を超える国と地域から集まった約6,000本の作品の中から厳選された約200作品を7つの部門とその他の特別プログラム内で上映。表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、シダックス・カルチャーホール、アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、ブリリア ショートショート シアターの6会場で上映される。
今年もメディアパートナーには、13年より同映画祭のメディアパートナーを務めているコンデナスト・ジャパンが決定。雑誌を軸にウェブサイト、SNS、電子雑誌などを通じたコンテンツの発信を行うコンデナスト・ジャパンは、同映画祭のために、ショートフィルムの魅力や歴史、上映作品紹介、イベント情報などの発信に加え、同社の特設ウェブサイトにおいて、SSFF & ASIAとともに『VOGUE JAPAN』や『GQ JAPAN』がセレクトした世界のショートフィルムを配信していく。
また、この度上映作品のラインアップも発表。特別上映作品では、アカデミー賞主演男優・女優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオとブリー・ラーソン出演のショートフィルムを国内初上映する。マーティン・スコセッシが監督を務めたディカプリオ出演の『オーディション』は、主役の座を争うディカプリオとロバート・デ・ニーロがカジノで遭遇するというコミカルな設定になっており、ふたりはそれぞれ本人役で出演する他、ブラット・ピットも出演する。ブリー・ラーソン出演の『オモイ想い』は、自身が共同監督としてもクレジットされている作品となっている。
その他、世界的注目を集めるフランス人アーティストのJRによるインスタレーションと名優ロバート・デ・ニーロの語りでエリス島の記憶を呼び起こす『エリス』や、イランで最も人気のある監督のひとりであるモフセン・マフマルバフが監督を務める『テナント』をはじめ、『僕はうまく話せない』、『アヴェ・マリア』、『アイ・メット・ザ・ウォルラス』、『乗り出し危険』、『ママ(たち)』、『Two of Five + Coccix Encia 』、『レジ袋の旅』、『ヒナギクの花輪』、『Little Shimajiro』、『World Never Cease』、『7 レターズ』などの作品が上映される。
また、6月4日の“ショートフィルムの日”には、写真家のレスリー・キーが初監督した、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のコレクションをフィーチャーしたショートフィルムの上映イベントが行われたり、6月5日には表参道ヒルズ スペース オーで、世界最大のドローン企業DJIによるセミナー「ドローン クリエイティブセミナー ~DJIがもたらす映像クリエイティブの未来~」も予定されている。
SSFF & ASIA代表の別所哲也は、「SSFF & ASIAは、映画祭というプラットフォームにおける“価値付け機関”としての役割を意識して活動してきました。また、ファッション界でも活気付くショートフィルムの息吹を感じ、2014年より『Fashion Short of the Year』として、プラダがウェス・アンダーソン監督とコラボレーションした『カステロ・カヴァルカンティ』などを表彰してきました。2015年からは『ファッションショートプログラム』を映画祭内に設置しています。このパートナーシップ関係を機に、ファッション・カルチャー・ライフスタイルなどの分野で先鋭的な情報を発信するコンデナストとともに、時代を切り取るようなショートフィルム・動画コンテンンツの価値を広く提供していきます」とコメントしている。