グッチ(GUCCI)が10月16日より、雑誌『LOVE magazine』の編集長を務めるケイティ・グランドとのコラボレーションによる展覧会「No Longer / Not Yet(もはや/いまだ)」展を上海民生現代美術館にて開催する。
15-16AWウィメンズコレクションで、イタリア人哲学者のジョルジョ・アガンベンによる“コンテンポラリーとは何を意味するのか”という問いかけからインスピレーションを得たグッチ。クリエイティブディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレは、“コンテンポラリー”を“過去の名残と未来の兆しが融合し、分岐する交差点において新たな意味を構築する自由を有する、移ろいやすい流動的な状態”と考え、同コレクションでは、かつて存在した世界の痕跡と生まれつつある世界の微かな兆しを祝しこの思想を表現した。
今回開催される展覧会「No Longer / Not Yet(もはや/いまだ)」では、新たなコンテンポラリー/反時代性の概念について模索していく。アレッサンドロ・ミケーレ自身の作品の他、世界各国の著名アーティストによる作品が複数の展示室に展示される。参加アーティストは、中国のマルチメディアアーティストのツァオ・フェイ、アメリカの彫刻家のレイチェル・ファインスタイン、ネオコンセプチュアルアーティストのジェニー・ホルツァー、イギリスのフォトグラファーのグレン・ルッチフォード、サウンドデザイナーのスティーブ・マッキー&ジョン・ゴスリングなど。