「ディーゼル(DIESEL)」の創始者兼社長として知られ、数々のブランドを有するオンリー・ザ・ブレイブ(OTB)社オーナーのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)が、パリコレ期間中に取材に応じた。
パリでのショーについて感想を聞くと、「ヴィクター&ロルフ(Viktor& Rolf)は、より明確に、服にフォーカスした良いコレクションだった。新しくてすばらしいものを目指している。数週間の間にびっくりするようなニュースがあるよ。メゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)のショーも見事だった。新しい発見が多く、感銘を受けた」とコメント。
「日本は大好きな国。OTBグループにとって一番大きなマーケットで、その規模は3.4億ユーロにものぼる。先週は、伊勢丹新宿店にも行ってきたよ。マルニ(MARNI)、ディーゼル、ディーゼルブラックゴールド、ディースクエアード(Dsquared2)、メゾン・マルタン・マルジェラなど、当社のブランドがそろっているからね」とロッソ氏。
さらに、自身のビジネスについて、「最高のクリエーションを続け、お客様に支持される会社でいたい。大きな組織になることも重要だが、もっと大切なのは、クールなブランドを運営するクールな会社であることだ」と話す。
ロッソ氏は1955年イタリア北東部パドヴァ生まれ。1978年にディーゼルを設立して以来ビジネスを拡大し、ディーゼルを初め、メゾン・マルタン・マルジェラ、ヴィクター&ロルフ、スタッフインターナショナル(ディースクエアード、ヴィヴィアン・ウエストウッド、マークジェイコブスメンズコレクションなどの製造・販売を手がける)を傘下に納めるホールディングカンパニー OTB社のオーナーも務めている。