ニアーニッポン(near.nippon)が13-14AWコレクションを発表した。デザイナーは深山拓也と上島朋子のデュオ。テーマをプラネットオブウーマン(PLANET OF WOMAN)と題し、キャリア女性の日常に溶け込む服を展開した。
宇宙を思わせるプリント生地やツイードのアイテム、ネオンカラーのグリーン・ブルーを織り込んだ仏・伊製生地のセットアップ、ゴールド・シルバーの箔プリントを大胆に用いたシャツやコートなどがテーマを象徴するアイテム。
今回からカジュアルラインを用意し、顧客ターゲットである20代後半から40代女性のオフスタイルまで提案。フロッキープリントでレースを描いたスエット、ツイード柄をプリントしたフリース、ジャカード織りのレオパード柄ショーツなどを制作。地方の取引先から、子供を持つ女性が着られるデザイン性の高い洋服を要望されたという。
季節性を配慮する服作りが見られ、コート類の裏地はウインドブレーカーに用いられるナイロン生地を使用し、着込めば冬にも対応。ビッグジャケットは1枚仕立てでこちらもインナーの増減で長いシーズン着られる。
「最近は残暑から急に寒くなったりするので、お客様からどのくらいの期間着られる?との質問をよく受ける。夏素材だが秋色のプリントを用いたり、冬素材ではないがニットを合わせれば真冬も過ごせたりと、クリエーションだけでなく、激しい気温変化に対応できる服作りが求められている」と深山デザイナー。
その他、大小の千鳥格子柄を並べたワンピースやペイズリー柄の定番タイトパンツ、シャツを用意。手作業で編んだアクセサリーが付いたカットソーなど従来のブランドエッセンスを加えたアイテムも提案された。