グランパレ国立美術館協会主催による企画展「カルティエ、スタイルと歴史(Cartier. Le style et l’histoire)」が、パリのグランパレ内サロン・ドヌール改装後初の展覧会として12月4日より開催される。
展示作品は「カルティエコレクション」のものに加え、パリ装飾芸術美術館、ガリエラ美術館、フランス国立図書館・博物館、装飾芸術図書館など公共機関やプライベートコレクションから貸与された50点が披露される。ジュエリーやオブジェ、ウォッチ、置時計など約600点に加え、ドレス、コート、アクセサリーや家具、絵画や広告写真、版画、ファッション雑誌を通し、同ブランドの変遷や社会的役割を紹介。
マハラジャ、マレーネ・ディートリッヒ、エリザベス・テイラー、ウィンザー公爵夫人など世界のセレブリティ縁の品々やグレース妃によるセレクションを含むモナコ公室のコレクション20点や、ニューヨーク店の大顧客だったマージョリー・メリウェザー・ポスト(Marjorie Merriweather Post)のコレクション、稀少なミステリークロック16点などが展示される。200点近い下絵とアーカイブに残る在庫台帳、アイデアノート、ラ・ぺ通りの店舗に関するデッサンや石膏模型なども公開されカルティエの舞台裏も垣間見ることができる。
【イベント情報】
「カルティエ、スタイルと歴史(Cartier. Le style et l’histoire)」展
会場:グランパレ(Grand Palais)
住所:3 Avenue du General Eisenhower, 75008 Paris
会期:12月4日から2014年2月16日
時間:12月4日から1月6日/10:00から22:00(日・月曜日は20:00まで)、1月8日から2月16日/10:00から20:00(水曜日は22:00まで)、クリスマス休暇中/9:00から22:00
休館日:火曜日
入館料:11ユーロ