トットちゃん広場オープン記念展が安曇野ちひろ美術館で開催。『窓ぎわのトットちゃん』の魅力に迫る

2016.07.11
松川村・安曇野ちひろ公園 トットちゃん広場オープン記念展「みんな、いっしょだよ。」が、7月15日から9月27日まで、いわさきちひろをはじめ、世界の絵本画家の作品を展示する安曇野ちひろ美術館長野)で開催される。

展は、ちひろ美術館館長を務める黒柳徹子が、トモエ学園での小学校生活を中心に、自身の子ども時代のことを綴った自伝的物語『窓ぎわのトットちゃん』の魅力の全貌を紹介するもの。いわさきちひろの絵や黒柳徹子の文章をはじめ、関連資料、海外版書籍などを展示し、1981年に単行本として出版されてから30年以上経った今も、国や世代を超えて読み継がれている『窓ぎわのトットちゃん』の成り立ちや歴史、作品の込められた平和への願いなどが紹介される。

なお、本展は安曇野ちひろ公園(長野・松川村営)の北側エリアに、「食」「農」「いのち」を体験的に学べる公園が新たに整備され、その一角にトットちゃん広場がオープンすることを記念して開催されるもの。7月23日にオープンするトットちゃん広場には、いわさきちひろの絵で愛される『窓ぎわのトットちゃん』の物語にちなみ、トットちゃんが通っていたトモエ学園の電車の教室が再現される。園内は、物語の中のエピソードを辿りながら楽しく散策することが出来るという。

また、同じ期間に、展覧会「BIB50周年 ちひろ美術館コレクション 絵本の歴史をつくった画家たち」も開催。BIB創設50周年を記念して、世界的に活躍するBIB受賞画家たちの作品をはじめ、ちひろ美術館コレクションから選りすぐりの作品が展示される。


chihiro
トットちゃん広場 イメージ


イベント情報】
松川村・安曇野ちひろ公園
トットちゃん広場オープン記念展「みんな、いっしょだよ。」
会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2
住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
会期:7月15日~9月27日
時間:9:00~17:00(8月6日~8月16日は18:00まで開館延長)
料金:大人800円、高校生以下無料
休館日:なし(会期中無休)

「BIB50周年 ちひろ美術館コレクション 絵本の歴史をつくった画家たち」
会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3・4
住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
会期:7月15日~9月27日
時間:9:00~17:00(8月6日~8月16日は18:00まで開館延長)
料金:大人800円、高校生以下無料
休館日:なし(会期中無休)
中村陽介
  • いわさきちひろ ランドセルをしょって並んで歩く一年生 1966年
  • いわさきちひろ こげ茶色の帽子の少女 1970年代前半
  • いわさきちひろ 見つめる子どもたち 1969年
  • トットちゃん広場 電車の教室 ロゴマーク
  • トットちゃん広場 モハとデハニ ロゴマーク
  • いわさきちひろ 後ろ姿のおさげ髪の少女 1970年
  • いわさきちひろ 2羽の小鳥 1969年
  • いわさきちひろ 窓辺の小鳥と少女 『ことりのくるひ』(至光社)より 1971年
  • いわさきちひろ 野原に並ぶ子どもたち 1969年
  • 出久根育 『マーシャと白い鳥』(偕成社)より 2005年
  • エリック・カール(アメリカ) くじゃく 1991年
  • ビネッテ・シュレーダー(ドイツ)  『わにくん』(偕成社)より 1975年頃
  • クヴィエタ・パツォウスカー(チェコ) 『ふしぎなかず』より 1990年
  • 赤羽末吉 『そら、にげろ』(偕成社)より 1978年
  • クラウディア・レニャッツィ(アルゼンチン)  『わたしの家』より 2001年
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