ヒュンメルが新ライン「HUMMEL 00 (ヒュンメルオー)」の2025年春夏コレクションをランウェイ形式で発表

2024.07.25
デンマークスポーツブランド ヒュンメルhummel)が、、2023年に創設100周年の節目を迎え、これまで紡いできた物語のコアに再度光を照射する新たなライン「HUMMEL 00
(ヒュンメルオー)」の2025年春夏コレクションを発表しました。

Courtesy of HUMMEL
ファーストコレクションにあたる今シーズン、hummel、そしてデンマークという国そのものに通底する思想に触れたディレクターの前野亮の脳裏に立ち上がってきたのは、大きな
物語とは対照的な無数の個人が生きる日常生活のイメージでした。あらゆるバックボーンを持った人々が行き交う場所、多様性と同調性との共存のメタファーとして架空のホテル
「HOTEL HUMMEL」を思い描き、それぞれ目的や想いを持ってホテルに滞在する 5 組のプロフィールと装いを想像してプロダクトへと投影していきました。表面的な装いは異なれど同じホテルに逗留する感覚を共有したキャラクターの存在は、HUMMEL 00 の哲学のもとに集う多彩な人々が織りなす群像劇の縮尺図のようです。

Courtesy of HUMMEL
妖しい翳を漂わせる伊達男の装いから着想を得たビッグシルエットのテーラードジャケットは、あらゆるフォルムの身体へと開かれています。上品な艶を放つウール素材は帝人フロンティアのSOLOTEXと混紡され、スポーツのエッセンスと都市生活者のライフスタイルとの往来をシームレスなものにします。肩の力が抜けたスキッパーシャツは、横糸が Super 100'sウール、経糸がナイロンを交織した超軽量タフタの混紡素材で仕立てあげられて耐摩耗性と軽さを得、ホテルのナイトウエアを想起させる柔らかなパジャマシャツ/パンツは、シルクとナイロンがミックスされてマシンウォッシャブルなアイテムにアップグレードされました。

Courtesy of HUMMEL
hummelにとっての必然的な選択の数々は、地球環境への配慮という形でも表出します。薬剤の使用や排水の処理の際に環境への負荷が高いデニム素材は採用せず、ジーンズデニムジャケットをパーツごとに分解してスキャンした柄をポリエステルに転写。00年代のデンマーク軍のニットをサンプリングしたスウェットには、通常のコットンよりも柔らかい表情のリサイクルスビンコットンが用いられるなど、エコロジーのロジックが日常生活に根ざした機能美へと昇華されています。

Courtesy of HUMMEL
高機能かつエッセンシャルなストーリーに裏打ちされた素材使い、また汎用的なカッティングを介して透明化するあらゆる境界線を捉えるHUMMEL 00の手つきは、KARMA PROJECTの思想に共鳴するものです。

Courtesy of HUMMEL
心躍るバカンスの享楽的な空気を纏ったフレッシュなライムカラーやサックスブルー。ホテルでゆったりとした時間を過ごす老夫婦の姿を想起させるレトロなバーガンディー。多様な個の境界の緩やかな融解を今シーズンのカラーパレットは映し出しました。ビビッドなオレンジの夕空にムクドリの大群が舞い飛ぶ自然現象「ソートソル」やデンマークの国鳥であるコブハクチョウなど、リラクシングなオープンカラーシャツにグラフィックとしてプリントされた自然界のモチーフやカラーによって、hummelのオリジンとも不可分なデンマークの匂いがより一層香り立ちます。

Courtesy of HUMMEL
オーバーサイズのシャツにスポーツタイツ、エレガントなショーツにサッカーソックスといった、hummelの領域内においてはオーガニックに結びつく異なるコードのミックススタ
イルは、スポーツウエアとデイリーウエアが滑らかに接続される楽しさに溢れています。コーディネートの規範をどこかずらしたような着こなしは、ホテルでリラックスして過ごす時間に内包される少し気ままで奔放な感覚を喚び起こします。日常と非日常のツイストを肯定する鷹揚でしなやかな気分は、デンマークの大切な価値観である"Hygge"を育む土壌となるでしょう。

Courtesy of HUMMEL


CREDIT
Designer - Akira Maeno
Show Director - Michio Hoshina at PLANKTON
Stylist - Yuto Inagaki at CEKAI
Hair Artist - Yu Nagatomo at home agency
Make-up Artist - Tamayo Yamamoto
Runway Photographer - Koji Shimamura




編集部
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