【ルック】プラダが2025年春夏メンズコレクションをミラノで発表

2024.06.24
プラダは2024年6月16日、2025年春夏メンズコレクションミラノにてランウェイ形式で発表しました。

Courtesy of PRADA
想像の世界に潜む、現実の力。 ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによるプラダ2025年春夏メンズコレクションが提案するのは、真実と虚像、現実と非現実に関する現代的な考え方です。私たちが感じ取るものが実在するかどうかを問い、再考し、間近で観察してみるよう訴えています。

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親密さが映し出すもの、それは感情です。人は距離を縮め、空間を共有し、親しく交わることを切望します。 近づくことによって物の見え方も変化します。遠くから見ると異なって見えるかもしれないアイテム。過度に単純化した素朴なディテールも、近くで見るとその見え方が実際に変化します。襟や裾にワイヤーを用いたアイテムは、まるでそのものが生きているかのような非現実的な躍動感を見せています。意図的にしわやパティーナ加工を施して使い込まれたような風合いを出した装いの数々は、時の流れを彷彿とさせます。それは生きているもの、あるいは現実が持つ不完全さと言えるでしょう。

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父親や母親から借りてきたようなアイテムが、異なった仕方で身を包みます。意図的に長くしたり丈を短くしたりして極端に誇張された全体のバランスが、直感的に組み合わされています。スーパーヒーローを思わせるセーターには、新しい解釈が施されています。まるでコンサートTシャツのようにプリントされた、ベルナール・ビュフェの絵画も登場します。起源の異なるアイテムを意外な方法で併用することでコントラストを描いていますが、すべては熟考の成せる技です。意図的に、そして慎重に、無理のない自然さを演出しているのです。

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表現されているのは、自由な精神、若々しい楽観主義、そしてエネルギーです。人々が集ったのは、プラダ財団の施設Depositoの中に設けられた、おとぎの世界のレイヴスケープ。簡素な造りの小屋が、まるで真髄、必要性、現実を表すトーテムのように佇み、そうした要素は自然かつ率直なデザインの服にも反映されています。ユートピア的で奇抜な表現。創造が今、新しい現実を提案しています。

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編集部
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