創業400周年を迎えるオートクチュールジュエラー「メレリオ・ディ・メレー(Mellerio dits Meller)」の記念展「400ans MELLERIO dits MELLER 未来的エレガンスの流儀」が8月21日より伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージにて開催されている。26日まで。
本展では、1950年代、数々の有名ファッションブランドといち早くコラボレーションを行った「メレリオ・ディ・メレー」の歴史にフォーカス。当時のファッション誌『ヴォーグ(VOGUE)』の広告を飾ったジュエリーを始め、エジプトの王ファルークの二人目の妻にして最後の女王ナリマンサデクのためにオートクチュールで製作されたバタフライメガネなど、貴重なミュージアムピースが展示される。
また、フランス国王ルイ9世が王妃マルグリッド・ド・プロヴァンスに捧げた結婚指輪のデザインを忠実に再現したリング「アネルH」が本展で先行販売される他、フランス国王アンリ4世の妃マリー・ド・メディシス王妃へのオマージュとして誕生した400年記念コレクションが展示・販売される。
メレリオ・ディ・メレーは、1613年にフランス王室御用達宝石商として誕生。パリ5大宝飾店(グランサンク)の一つとして数えられ、最古のブランドとして知られている。フランスはもとより、ヨーロッパ、ロシア、ラテンアメリカ、アジアの王室や皇室を顧客に持ち、マリー・アントワネットも顧客の一人だった。