サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が6月15日、ネクタイのメイド・トゥ・オーダーサービス「TIES MTO」を開始する。
一人ひとりの体格に合わせたネクタイをカスタマイズ出来る同サービスは、メンズ向けに”スーツ、ベルト、シューズなどの総合的なメイド・トゥ・オーダーのラインを提供する”というブランドの目標を背景にスタートしたもの。
15AWプレフォールコレクションでは、全11スタイルを提案。長さはスタンダードな150cmに加え、従来にはない140cmと160cmを追加。幅は6、7、8cmから、カラーは50色以上からセレクト出来る。また、ネクタイの裏面には3文字までのイニシャル、またはイニシャル2文字とピリオド2つを入れることも可能だ。
価格は2万9,000円。納期は2ヵ月で、国内では銀座本店、大阪梅田本店、伊勢丹新宿メンズ館、阪急メンズ大阪でサービスを実施している。
また、同サービスの開始を記念して、ジャン=クロード・ティボー監督によるショートフィルムも公式サイト上にて公開。“ファッションには常に装う人の個性が映し込まれるべき”というコンセプトが表現された同フィルムでは、ネクタイが敬意と自尊心の象徴として描かれている。
日本の僧侶の言葉からインスピレーションを得た「黙想(A MASTER CONTEMPLATION)」を始め、ディティールの違いで他人に与える印象が全く異なってしまうことを実証した「流儀(YOUR OWN WAY)」、「上階の紳士の遺産(THE GENTLEMAN UPSTAIRS LEGACY)」、「エレガンスの変化形(A VARIATION ON ELEGANCE)」の4作で展開。それぞれのエピソードの主人公たちが、異なる意見を持ちつつも、最終的には友好的かつ外交的妥協に向かっていく様が描かれている。