全国のフォルクスワーゲン(Volkswagen)正規ディーラーの女性スタッフユニフォームが、今年の10月1日から一新。そのデザインを、ウィメンズブランド「ヤストシ エズミ(YASHUTOSHI EZUMI)」のデザイナー、江角泰俊が手掛けた。
現在、輸入車ディーラーは各ブランドに合わせ、店舗の外観等のデザイン統一がなされているが、ユニフォームは地域販売店ごとにそれぞれ異なったデザインのものとなっており、今回のように全国で統一を行った会社はフォルクスワーゲン グループ ジャパンが初めてとなる。
テーマ、「EVOLVE STANDARD(進化するスタンダード)」の下に制作された新制服には、フォルクスワーゲンを代表するモデル「ゴルフ(Golf)」をデザインソースに、その40年以上にわたり進化しながらも、常にスタンダードであり続ける価値と、シンプルかつモダンなラインが落とし込まれた。
制服は、春夏用のグレーと、秋冬用のネイビーの2色。いずれもシャツ、ジャケットにスカートを合わせたルックと、シャツ、ベストにパンツを合わせたルックの2タイプ。ゴルフのフォルムのようにシンプルでミニマルなアウトラインに、ボンネットの縦のラインをイメージしたフロントのブルーラインがアクセントとなる。ブルーを基調としたスカーフは、フォルクスワーゲンのロゴをアレンジしたグラフィックを配し、またウエアに用いられる釦にも特注でブランドロゴを刻んだ。
江角は「ユニフォームのデザインを行うのは今回が初めて。デザインするにあたり、まず最初にリサーチのためにフォルクスワーゲンのショールームへ行き、その中から最初にインスピレーションを感じたのがゴルフだった。プロジェクトチームメンバーである全国から選ばれた12名の女性販売スタッフの方の現場の意見を踏まえた、シンプルで上質かつ親しみやすいイメージを表現したいと思った」とコメントした。