世界で注目を集めている“ファッション×IT”の可能性ーーそんな時流を飲み込んだ展覧会「デジタル×ファッション 二進法からアンリアレイジ、ソマルタまで」が、7月11日から10月6日まで神戸ファッション美術館で開催される。
昨今ではファッションの分野でも広く利用されるようになったファブリックにおけるデジタル技術。同展では、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のデザイナー・森永邦彦と、「ソマルタ(SOMARTA)」のデザイナー・廣川玉枝の作品を紹介する。
「アンリアレイジ」は、デジタルや最新テクノロジーの概念を徹底的に読み解き翻訳し、色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なカタチの洋服を展開している。同展では、ファッションに常に新たな示唆を与える森永邦彦の作品が新たな形で展示される。
「ソマルタ」は、マドンナ(Madonna)やレディー・ガガ(Lady GaGa)も着用した「スキンシリーズ」など、最新のデジタル技術と古来からある伝統技術を融合して新たな美を生み出してきた。今回は同展のために製作された最新作を始め、服飾の分野にとどまらずに活動の幅広げる廣川玉枝の作品の数々が展示される。
関連イベントとして、7月11日に森永邦彦の、12日には廣川玉枝によるトークショーを開催。また、8月2日と9月20日には、同館の学芸員によるギャラリートークも行われる。
その他、「スキヤキlovesシリーズ」展示コーナーでは、バーチャルシンガーの初音ミクを始め、様々なコラボレーションアイテムを発信するフェリシモ(FELISSIMO)の「スキヤキ」から生まれたアイテムの数々を展示する。
【イベント情報】
「デジタル×ファッション 二進法からアンリアレイジ、ソマルタまで」
会場:神戸ファッション美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中2- 9-1
会期:7月11日~10月6日
時間:10:00~18:00
休館日:水曜日、9月24日(9月23日は開館)
料金:一般500円、小中高65歳以上250円