6月18日21時(日本時間)、プラダ2024年春夏メンズコレクションがミラノにてランウェイ形式で発表しました。
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今コレクションは、私たちの自然な状態、 つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に表現しています。
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起点となっているのはシャツで、その構造とディテールをベースとして、スーツ、レインコート、 スポーツウエア、レポータージャケットなど、メンズウエア全体を変容させています。構造を考え直し、再構築するという試みのもと、今回のコレクションはシンプルであることから始まり、拡張という概念、アイデアの増幅、つまりシルエットと実体との間のパラドックスを提示しています。究極の目的は、ウエアの内側にある身体を常に意識し、そして解放することです。
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流動性は、従来の硬直的なテーラリングの表現に疑問を投げかけます。その中心として、軽さと柔らかさがウエア全体にもたらされ、身体とウエアの間に揺れ動く親密な関係性を作り出します。こうした考え方は、装いのあらゆる面に浸透しています。ヘッドバンドやアイウエアは単体のパーツで形が作られており、あたかも動きの断片を捉えているかのようです。また、レザーバッグは意外なほど柔らかな手触りに仕上げられています。
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不在を通じて、存在を表現しています。シルエットは男性的なスーツのラインを取り入れながらも、その構造とは相反するしなやかさを本質的に備えています。テーラードのウエアはシャツの構造を取り入れ、その典型的なシルエットを新たな繊細さで再構築しています。コットンポプリンを用いつつテーラリングの要素を取り入れた正にハイブリッドなウエアは、人々が理解するサルトリアルな領域の狭間に存在する新たな空間に存在しています。
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目的と機能に根底から異議を唱えたものもあります。拡張という概念を緻密さに進化させ、立体的な装飾で表現しました。コサージュやフリンジをあしらうことでフローラルプリントの概念を一新し、静的な存在にいきいきとした動きをもたらしています。この発想をさらに広げ、実用的なポケットからは機能性を切り離し、むしろより装飾的な装置としての役割を与えています。
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プラダ財団の Deposito に設けられたショー会場でも、人の形を構成する流動性というコンセプトを改めて膨らませて表現しています。会場を分断するように流れ落ちる液体は、抽象的な壁をイメージさせます。この壁が常に変化するアンフィラードを作り出し、その合間をモデルたちが通り過ぎていきます。
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今回のコレクションのウエアは、私たちの自然な状態、つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に反映しているのです。
プラダ クライアントサービス
TEL:0120.45.1913
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今コレクションは、私たちの自然な状態、 つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に表現しています。
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起点となっているのはシャツで、その構造とディテールをベースとして、スーツ、レインコート、 スポーツウエア、レポータージャケットなど、メンズウエア全体を変容させています。構造を考え直し、再構築するという試みのもと、今回のコレクションはシンプルであることから始まり、拡張という概念、アイデアの増幅、つまりシルエットと実体との間のパラドックスを提示しています。究極の目的は、ウエアの内側にある身体を常に意識し、そして解放することです。
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流動性は、従来の硬直的なテーラリングの表現に疑問を投げかけます。その中心として、軽さと柔らかさがウエア全体にもたらされ、身体とウエアの間に揺れ動く親密な関係性を作り出します。こうした考え方は、装いのあらゆる面に浸透しています。ヘッドバンドやアイウエアは単体のパーツで形が作られており、あたかも動きの断片を捉えているかのようです。また、レザーバッグは意外なほど柔らかな手触りに仕上げられています。
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不在を通じて、存在を表現しています。シルエットは男性的なスーツのラインを取り入れながらも、その構造とは相反するしなやかさを本質的に備えています。テーラードのウエアはシャツの構造を取り入れ、その典型的なシルエットを新たな繊細さで再構築しています。コットンポプリンを用いつつテーラリングの要素を取り入れた正にハイブリッドなウエアは、人々が理解するサルトリアルな領域の狭間に存在する新たな空間に存在しています。
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目的と機能に根底から異議を唱えたものもあります。拡張という概念を緻密さに進化させ、立体的な装飾で表現しました。コサージュやフリンジをあしらうことでフローラルプリントの概念を一新し、静的な存在にいきいきとした動きをもたらしています。この発想をさらに広げ、実用的なポケットからは機能性を切り離し、むしろより装飾的な装置としての役割を与えています。
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プラダ財団の Deposito に設けられたショー会場でも、人の形を構成する流動性というコンセプトを改めて膨らませて表現しています。会場を分断するように流れ落ちる液体は、抽象的な壁をイメージさせます。この壁が常に変化するアンフィラードを作り出し、その合間をモデルたちが通り過ぎていきます。
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今回のコレクションのウエアは、私たちの自然な状態、つまり人間に内在するダイナミックな動きと絶え間ない変化を究極的に反映しているのです。
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