ナポリのカミチェリアのクラフツマンシップを受け継ぎ、ハンドメイドのシャツで日本でもファンの多い「フィナモレ(Finamore)」が創業90周年を迎え、ピッティ・イマージネ・ウオモ87の開催期間中にフィレンツェのホテル、ヴィラ・コーラでパーティーを開催した。
会場にはエルメスやミッソーニの店舗でのインスタレーションでも知られているミラノの現代アート作家のダニエレ・パプーリ(Daniele Papuli)の、ペーパーアートを展示。フィナモレの歴史をプリーツで表現したサルトリアルらしい演出で、創業者の祖母カロリーナから現在ブランドを受け継ぐ創業者ファミリーを祝った。
ピッティ・ウオモで発表された15-16AWコレクションでは、オールハンドメイドのホワイトシャツやコットンカシミアのインディゴのデニムシャツなどが90周年の記念タグでラインアップ。また15-16AW新作として、ライトブルー×パウダーピンク、スカイブルー×マスタード、エメラルド×サンドモノクロームなどのカラーをチェック、ストライプで展開。170番双糸のポプリンによるオールハンドメイドシャツや、120番手のツイルのハンドメイドシャツなど同ブランドを代表する素材を中心に、よりソフトで着やすさを重視したラインに移行するクラシコのジャケットスタイルに合わせシャープなシルエットを強調、襟もこれまでより細めの芯が使用されている。