【ルック】ディオールがパリで2023-2024年秋冬 コレクションを発表

2023.03.02
ディオール(DIOR)は、2月28日午後11時(現地時間同日午後3時)より、クリエイティヴ ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による、2023-24年秋冬コレクションショーを開催しました。


パリ・チュイルリー公園で発表された、2023-2024年秋冬 コレクション。マリア・グラツィア・キウリにとって、コレクションは毎回、身体やファッションとの関係において“服”が果たす役割とは何なのかを振り返るまたとない機会となっています。



1950年代を再解釈した今回のコレクションでは、クリエイティブ ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリが、ディオールの歴史をこれまでとはまったく違う形で探り、カトリーヌ・ディオール、エディット・ピアフ、ジュリエット・グレコという3人の傑出した女性たちに焦点を当てることで、フレンチスタイルをさらに掘り下げています。



ムッシュ ディオールが選んだフラワーモチーフが再解釈され、まだら模様のファブリックにメタリックな糸を織り込むことで素材に生命を吹き込み、しなやかな印象を与えるとともに、輪郭をあいまいにすることで抽象的な効果を生み出しています。



ルビー、エメラルド、トパーズイエロー、ブルーといったプライマリーカラーが主役となり、繊細な色調のタータンがコートジャケット、ストレートスカートを彩り、刺繍の上では小さな光がはじけます。パワフルなアイコンたちが描き出す、思慮が息づく万華鏡のように輝く女性像を讃えるクリエイションは、私たちの未来を形作る新しい世代の女性たちの想いが進んでいく道を照らしています。



会場にはジョアナ・ヴァスコンセロスがディオールのために特別に制作した舞台装飾「ワルキューレ ミス ディオール」が設置されました。ヴァスコンセロスにとってムッシュ ディオールの妹、カトリーヌ・ディオールは、北欧神話において主神オーディンに仕える女神たち:力強く、勇敢で、闘志に満ちた、ワルキューレのような存在でした。彼女のモニュメンタルな作品は、まるで触手が伸びるように空間を占拠しています。そこからは逃れられないと感じさせる有機的で自由な形態は、観客が座ることのできる“島”を起点とし、布、レース、刺繍、かぎ針編みなどで構成されています。





@DIOR @MariaGraziaChiuri
#DiorAW23


編集部
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