仏ブランド「アザロ(AZZARO)」が、アルノ・メイヤード(Arnaud Maillard)とアルバロ・カステホン(Alvaro Castejo)を、3月25日付けで新クリエーティブディレクターに起用したことを発表した。2人は14SSシーズンよりウィメンズのプレタポルテを手掛ける。
メイヤードはパリのアトリエ・モード・フルリ・ドゥラポルト(Atelier Mode Fleuri Delaporte)とエコール・ドゥ・ラ・シャンブル・ サンディカル・ドゥ・ラ・クチュール・パリジェンヌ(Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne)でデザインを学び、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の下で15年間キャリアを積んだ。ラガーフェルドギャラリー(Lagerfeld Gallery)のスタジオディレクターを務めた後、「シビラ(Sybilla)」のクリエーティブディレクターとして活躍。
カステホンは、ニューヨーク州立ファッション工科大学で学んだ後、「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」「ジバンシィ(Givenchy)」「アレキサンダー・マックイーン (Alexander McQUEEN)」などでキャリアを積んだ後、カール・ラガーフェルドのチームに参加。ラガーフェルドギャラリーの立ち上げにかかわった後、「フェンディ(FENDI)」のクリエーティブスタジオのディレクターも務めた。
2人は2009年にスペイン・マドリードでブランド「アルバルノ(Alvarno)」 を共同で設立。
アザロは1967年にフランス人デザインナーのロリス・アザロ(Loris Azzaro)が設立。豪華なビーズ飾りや大胆なカットアウトがトレードマークのグラマラスなドレスで知られ、ソフィア・ローレン、ラクエル・ウェルチ、マリア・ベレンスンなと多くのセレブリティーを顧客に持つ。
2003年にアザロが亡くなった後、04-05AWにアルゼンチンデザイナーのヴァネッサ・シワード(Vanessa Seward)を迎えてコレクションを再開。12-13AWプレコレクションより「エルメス(Hermes)」や「ランバン(LANVIN)」を経たマチルド・カステッロ・ブランコ(Mathilde Castello Branco)をクリエーティブディレクターとして起用したが、昨年10月に退任が発表され、後任の決定が待たれていた。