15年春夏よりリニューアルする新生「ジー ゼニア(Z Zegna)」のプレゼンテーションがフィレンツェで発表された。ピッティ・イマージネ・ウオモ86のゲストデザイナーとして行われたもので、これまでの「ジー ゼニア」と「ゼニア スポーツ」のフォーマルとスポーツのコンセプトを融合。マレー・スカローンとポール・サリッジのデザイナーがパートナーシップを組む。
プレゼンテーションは都会のビルの足場をイメージさせるセットの前にスクリーンが張られ、その足場を使ってフリーランニング(パルクール)するパフォーマーがシルエットとなり、そのスクリーンの前をモデルがウォーキング。ハイブリッド、スポーティフィケーション、アーバンスタイルをキーワードとする新プロジェクトのフィロソフィーを表現した。
コレクションは「テクノメリノ」に代表されるテクニカルで高機能なファブリックを、テーラリングとスポーツウエアまで、ジー ゼニアらしいアーバンなアイテムで展開。フーデッドコートやブルゾンなどベーシックなアイテムを機能性とラグジュアリー感を持たせ、グローバルマーケットに向けて再構築した。
今回のジー ゼニアのリニューアルについてジルド・ゼニア・エルメネジルド・ゼニアグループ最高経営責任者は「新しいジー ゼニアが目指すのは“手が届く”ラグジュアリーファッション分野で確固たる地位を築くこと」とコメントしており、来春に世界の重要拠点で新店舗をオープンさせ、百貨店、エルメネジルド ゼニアの路面店、自社のオンラインでも販売される予定。