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ランバン(LANVIN)の2015-16秋冬コレクションはアルベール・エルバス生誕の地・モロッコからインスパイアされた。
ショー前半はマスキュリンな雰囲気。別色でトリミングされたショートジャケットにロングブーツにインしたパンツスタイル、目深にかぶったキャップにロングコート、パンツ脇には側章など、ミリタリーな印象だ。黒、白、ネイビーなどのカラーブロックのワンピースはミニマム。
ルックの随所に見られるタッセルが今季の最も特徴的なデザインディテール。多面的に切り替えられたワンピースのシームを覆うフリンジ、モンゴリアンラムのファーブルゾン、フェザーが施されたスカート、フリンジが華々しいタイトスカート、赤のロングコート
などタッセルの雰囲気は随所に拡散する。
ドレープ満載のドレスにはレザーのハーネスを合わせてウエストをマーク。しなやかな生地とレザーの拘束感が官能的だ。
後半ではモロッコの思わせるエキゾチックなプリントが様々に用いられた。パジャマスーツやストライプのコートに合わせたスカートやトップス、カフタンのようなワンピースなどが登場。ポニーのトレンチやミンクのマルチファーコートと合わせられ、とてもゴージャス。ラストは黒のケープやコート、帽子に描かれた花のスパンコール刺繍があしらわれ華々しく幕を閉じた。