伊勢丹新宿店が9月23日から28日まで、高感度なライフスタイルを送る“大人の女性”に向けたイベント「おとなの文化祭」を同店本館4階センターパーク/ザ・ステージ#4で開催する。
今回、同店では“日本の魅力でワクワクドキドキを”をテーマに、歴史や伝統に裏打ちされた本物・本質を追求するアイテムを“文化祭”のように各ゾーンで紹介する。
日本の技術の素晴らしさを発信していくゾーンでは、革小物を扱う「タクヤ メイド バイ ハンド(T・MBH)」が登場。ステッチの細部にまでこだわり抜いた逸品の革製品を展開する。“革小物司”の岡本拓也が手掛ける同ブランドは、メンズラインを主に取り扱うが、今回はピンクリザードを用いた女性向け限定商品を紹介。会期中は同氏自らがオーダーを承る。
このほか、本年7月、ロンドンに初出店を果たしたオールジャパンメイドでジャージードレスを展開する「ケイミー(kayme)」は、着物をモチーフに“秋のお月見”をテーマにしたワンピース(4万4,800円)を販売する。
バッグブランド「センソ(SENSO)」からは、働く女性のライフスタイルに合わせた3タイプのバッグが紹介される。ブリーフケース、ラウンドキャンパスバッグ、バックパックが揃い、いずれも5~10色からオーダーを受ける。
サンヨー(SANYO)からは、京都産の高級ダウン「京鴨ダウン」を使ったショートコート(14万円)やロングコート(18万円)が紹介されるほか、三陽商会が手掛けるウェブ限定ライン「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」からはブラウスやニットなどハイクリーンベーシックなアイテムが揃う。「ブラソン(BLASON)」は、クチュリエの服部幸之助がコートやジャケットのオーダーを実施、日本が誇る一流の職人たちが手縫いで仕上げ提供する。
着物・和小物を扱う「宮川徳三郎商店」は、着物の羽織りを現代風にアレンジしたものなど、和洋の融合を図ったアイテムを用意するほか、アクセサリーブランド「ネイクローズ(naeclose)」は、京都と海外の素材をミックスさせたジュエリーを販売する。
さらに本イベントでは、三越伊勢丹発信の新プロジェクト「ソウホンケ(Sohonke)」もお披露目。これは、日本の伝統工芸技術に現代のプロダクトを掛け合わせたプロジェクトで、“時代が流れても残るもの、または引継ぎたいエッセンスを含んだもの”を発掘し、伝統へのリスペクトを持ちながら“総本家”の価値観を受け継いでゆくというもの。
同プロジェクトでは、ボタニカルブランドのソルソ(SOLSO)と伝統工芸品とのコラボレーションを実現。江戸硝子や江戸組子を器にしたボタニカルが提案されるほか、江戸木版画を手掛ける「高橋工房」とのコラボレーションでは、現代のライフスタイルに取り入れやすい短冊型の掛け軸が販売される。