ユニクロ(UNIQLO)とパリジェンヌを代表するファッションアイコン、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)とのコラボレーションラインの2015-16秋冬コレクションが9月4日より発売された。これを記念し、9月10日に同コレクションがスタートして以来初めてイネスが来日を果たし、ローンチパーティーがテノハ代官山で行われた。
ユニクロのデザインディレクター・滝沢直己とともに会場に訪れたイネス。この日のコーディネートは2015-16秋冬コレクションの中から選んだワインレッドのベルベットブルゾン、セルビッチジーンズ。
2人へ、コラボレーションを行うにあたり最も重要としていることは?と尋ねると“パッション”という答えが返ってきた。「滝沢さんと私は情熱と哲学が似ているの。“多くの女性を応援したい”という熱意はもちろん、趣味や好みも近い。例えばデザイン過程で、お互いがソースとして選んだ写真が同じようなものだったりして笑い合うことがよくある」(イネス)また、「禅の伝統を受け継ぐ日本人女性は、可憐だけどシャイで奥ゆかしさがあるところが魅力。シンプルな考え方はパリジェンヌと通ずるところがある」と語った。
女性を美しく見せる上質な服を追求するイネスの提言を、滝沢直己が、ユニクロのコンセプトである“LifeWear”に落とし込む同コレクション。今回で4回目を迎える2015-16秋冬は、フランソワ・トリュフォーや、ジャン=リュック・ゴダールなど、40年代から50年代のフランス映画のワンシーンを切り取ったかのような、クラシックモダンなスタイルがテーマとなっている。
ユニクロ初となる、一重のウール素材で仕立てたチェスターコートをはじめ、カーディガンのように柔らかなソフトウールやチェックのツイード、コーデュロイなど様々な素材で展開されるジャケットなどアウターが充実。ウォッシュ加工で履き込んだような風合いを与えたストライプのチノパンなどメンズのエッセンスをプラスしたアイテムの他、ノルディック柄やスノー柄、イネスが大好きだという小鹿をモチーフにした柄を描いたセーターやカーディガンなど遊び心あるアイテムなど、デイリーに着られるカジュアルなワードローブがそろう。また、これまでになかったパーティーシーンにも活躍しそうなベルベットのワンピースなどレディライクなものも展開。ニットに限らず天然素材のアイテムが充実していることも今季の特徴だ。
もみの木からインスピレーションを受けたフォレストグリーン、ホットワインのようなレッドなどの深色を始め、キャメル、グレー、ベージュ、オフホワイトなど温もりを感じる色味のアイテムは、ジャケット、コート、セーター、カーディガン、シャツ、ブラウス、Tシャツ、スウェット、ワンピース、チュニック、帽子やストールなどのアクセサリーを含めて全70型がシーズンを通して展開される。
取り扱いは全国のユニクロ店舗で、ユニクロ 銀座店を始めとする一部の店舗及びオンラインストアにはフルラインアップをそろえる。なお、一部10月16日から販売が開始するアイテムも含まれる。更に、9月4日よりユニクロ 銀座店12階には、同コレクションのスペシャルフロアがオープンしている。