ファッションデザイナーのクリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)は1982年8月13日生まれ。イギリス・ケント州出身。
幼い頃から兄のグレアム・レイバーン(現ラルファのチーフプロダクトデザイナー)とともに、ケント州の田園地帯で生まれ育つ。英国空軍の士官学校を卒業後はロイヤル・カレッジ・オブ・アートに入学し、06年に修士課程を修了。08年にブランドを設立すると、軍服やパラシュート素材といったミリタリー素材をリメイクしたコレクションを発表する。その作品は“REMADE IN ENGLAND”をコンセプトとしており、リサイクル素材を使用するとともに、そのすべてがイギリス国内で製作された。
コレクション発表後、レイバーンはイギリス国内で高い評価を受けることになる。10年2月にはブリティッシュ・ファッション・カウンシルの若手デザイナー支援プログラム「NEW GEN」のスポンサーシップを獲得。11年にはイギリスファッション界で最も活躍したメンズウエアデザイナーに選ばれている。
また、11-12AWコレクションでは、スイスのナイフメーカー「ビクトリノックス(VICTORINOX)」からカプセルコレクション「REMADE IN SWITZERLAND」を発表。この縁もあって、13年にはビクトリノックスのファッション部門でアーティスティックディレクターに就任した。12-13AWコレクションでは「モンクレール R(MONCLER R)」のデザイナーを兼任している。
13年3月には東京で開催されたアパレル展示会「ウエアヨーロッパ」に13-14AWコレクションを出品。15SSコレクションでは空軍をモチーフに、カーキ、オレンジ、黒、グレーといったミリタリーならではの色を取り入れた作品を発表した。